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J-GLOBAL ID：202002210749455245   整理番号：20A0321256

マルチビーム式レーザ粉体肉盛技術の開発

Development of Multi-beam Laser Metal Deposition

著者 (2件)： 舟田義則 (石川県工試) ,  山下順広 (石川県工試)
資料名： 石川県工業試験場研究報告  (Report of the Industrial Research Institute of Ishikawa)
号： 68  ページ： 8-14  発行年： 2019年12月25日 
JST資料番号： F0740A  ISSN： 0289-8934  CODEN： IKSHE3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： レーザ粉体肉盛技術では,レーザ光照射によって基材表面に溶融池を形成し,そこに原料粉末を噴射投入することで耐摩耗性や耐腐食性の高い肉盛層を形成する。ポンプ部品や発電用ガスタービン部品などで実用化されているが,精密金型や精密機械部品など小型で薄く精密な製品への適用は難しい。層形成には安定した溶融池形成が必要であり,それによって生じる歪や成分希釈が無視できないためである。そこで,本研究では,肉盛技術の高精度化を目的にマルチビーム式レーザ粉体肉盛技術を開発した。その結果,幅狭で薄く,基材への溶け込みが少ない肉盛層の形成を可能にした。また,マルチビーム式レーザ粉体肉盛技術の実用性を検証するため,打抜き型刃への応用を試みた結果,型刃製造技術としての適用可能性が示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *肉盛 ,  *レーザクラッディング ,  *光照射 ,  *耐摩耗性 ,  *耐食性 ,  *ガスタービン ,  *金型 ,  *部品 ,  *溶融池
準シソーラス用語： レーザ肉盛 ,  精密金型 ,  精密部品 ,  打抜型 ,  耐腐食性 ,  発電用ガスタービン

分類 (8件)： レーザ一般  (BD04030T) ,  レーザの応用  (BD04100V) ,  特殊加工  (QC04000Y) ,  表面硬化熱処理  (WC03030E) ,  その他の表面処理  (WC08070F) ,  溶接技術  (WC07030G) ,  溶接部  (WC07100I) ,  直接製鉄,溶融還元法  (WD01040E)

引用文献 (6件)：

• 福村昌宏. 表面改質技術(薄膜, 厚膜, 溶射, 肉盛り溶接など)(II 溶接・接合プロセスとシステム化技術 第II部溶接・接合工学の最近の動向, 溶接・接合をめぐる最近の動向). 溶接学会誌. 2005, Vol. 74, No. 5, p. 311-314.
• 納富啓. 溶射技術の進展と課題. 日本機械学會論文集A編. 2005, Vol. 74, No. 738, p. 175-178.
• 中村強, Bastian BECKER. レーザメタルデポジション法によるクラッディング技術開発. レーザ加工学会誌. 2014, Vol. 21, No. 1, p. 14-17.
• ASTM F2792-12a. Standard Terminology for Additive Manufacturing Technologies, 2015.
• 徐国建, 沓名宗春, 山田勝重. 12%Cr鋼へのステライト6合金のTIG及びレーザ肉盛に関する研究. 溶接学会論文集. 2005, Vol. 23, No. 2, p. 286-295.

タイトルに関連する用語 (5件)： マルチビーム ,  レーザ ,  粉体 ,  肉盛 ,  開発