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J-GLOBAL ID:202002210772368868   整理番号:20A0130968

一酸化窒素シンターゼの阻害剤はin vitroで喘息小児における好中球からの細胞外トラップを減少させることができる【JST・京大機械翻訳】

Inhibitors of nitric oxide synthase can reduce extracellular traps from neutrophils in asthmatic children in vitro
著者 (6件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 68-75  発行年: 2020年 
JST資料番号: W2719A  ISSN: 8755-6863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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目的:本研究は,好中球細胞外トラップ(NETs)と小児喘息との関連を調査し,喘息小児におけるNETsを誘導する一酸化窒素(NO)の能力を調査し,NO合成経路におけるNETsを減少させる阻害剤を見出すことを目的とした。【方法】軽度の持続性喘息を有する合計49人の小児を研究に含め,20人の健康な子供の血液サンプルを健常対照者として採取した。喘息を有する小児は,血液収集の日に症状の有無によって症候群と無症候群に分けられた。末梢血の好中球を分離し,血しょうを保存した。ドナー(ナトリウムnitroferricyanide(III)デ水和物[SNP]はNOを提供し,蛍光プローブにより証明された。PicoGreenキットを用いて,NETsを定量的に検出した。NETsの主構造を観察するために蛍光顕微鏡を調製した。健常,症候性および無症候性群の血漿試料におけるNETs成分(細胞外遊離二本鎖DNA[dsDNA])を測定し,リン酸緩衝生理食塩水,リポ多糖類(LPS)およびホルボール12-ミリスタート13-アセタート(PMA)とSNPの能力を比較し,NETsを誘導した。NETs形成に及ぼす影響を見るために,シンターゼ(NOS)阻害剤を添加しなかった。【結果】69人の子供のすべての血液サンプルから血漿を得た。40人の喘息と20人の健康な小児の好中球を首尾よく得て,回収率は95%以上であり,細胞活性は80%以上であった。症候群(n=27)の血漿において,無症候群(n=22)と健常群(n=20;P<0.05)より高い細胞外遊離dsDNAがあった。喘息を有する40人の子供からの好中球に関する研究は,NOがSNP,PMAおよびLPSを加えることにより生産できることを見出した。SNPは用量及び時間依存性にNETsを誘導した。PMA(160nM)はNETs,LPS(200ng/mL)を誘導する最も強い能力を有し,SNP(200μM)は最も弱く(P<0.05),喘息群のNETs量は健常群より有意に高かった(P<0.05)。NOS阻害剤はPMAおよびLPS誘導NETs(P>0.05)に対して同じブロッキング能力を有していたが,NG-ニトロ-L-アルギニンメチルエステル(500μM)は時間依存性(P<0.05)によるSNP誘導に対して最も強い阻害効果を有した。誘導性NOSはNETs構造で見られた。結論:喘息を有する小児は,特に喘息症状を有する場合,末梢血においてより高いレベルのNETsを有していた。NETsを誘導するNOの能力を検証し,喘息小児からの好中球がin vitroでより多くのNETsを産生できることを見出した。NOS阻害剤はこの過程を阻止し,小児喘息に対する新しい治療標的を提供する可能性がある。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
呼吸器の疾患 

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