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J-GLOBAL ID：202002210785849494   整理番号：20A1093120

有機金属分解法で作製した(YRBi)₃(FeGa)₅O₁₂磁性ガーネット膜の磁気異方性および磁気動特性

Magnetic Anisotropy and Dynamics of (YRBi)₃(FeGa)₅O₁₂ Garnet Thin Films Fabricated by Metal Organic Decomposition Method

著者 (4件)： 齊藤日菜 (日本大学大学院理工学研究科電子工学専攻) ,  弘中祐哉 (日本大学大学院理工学研究科電子工学専攻) ,  芦澤好人 (日本大学理工学部電子工学科) ,  中川活二 (日本大学理工学部電子工学科)
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 140  号： 3  ページ： 119-124(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 有機金属分解(MOD)法により作製した(YRBi)₃(FeGa)₅O₁₂薄膜のスピン動力学と磁気特性を研究する。Gd₃Ga₅O₁₂(GGG)単結晶基板上にMODにより作製したY_1.5R_0.5Bi₁Fe₄Ga₁O₁₂(R=Dy,GdまたはEu)ガーネット膜の磁気異方性を解析し,この膜の結晶化相もX線回折(XRD)により評価した。この膜の磁気異方性は,この膜がMODによって作られていても,膜と基板との間の格子定数差によって誘起されることが分かった。Y₂Bi₁Fe₅O₁₂ガーネット膜のダンピング定数を共平面導波路を用いて強磁性共鳴により測定し,GGG基板上にMODにより作製したY₂Bi₁Fe₅O₁₂膜の減衰定数の測定値は0.073である。この値は他のガーネットの値よりもはるかに大きく,この膜の低い結晶度や微細構造に起因するに違いないと思われる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： イットリウム鉄ガーネット ,  磁性薄膜 ,  溶液成長 ,  薄膜成長 ,  *磁気異方性 ,  *減衰定数 ,  *磁気共鳴 ,  動力学 ,  動特性 ,  結晶構造解析 ,  X線回折 ,  ガドリニウムガリウムガーネット ,  ESR【磁気共鳴】
準シソーラス用語： *磁性ガーネット ,  *有機金属分解法 ,  スピンダイナミクス ,  誘導磁気異方性 ,  GGG【ガーネット】

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分類 (2件)： 磁性材料  (NA04040H) ,  金属薄膜  (BK14030T)

引用文献 (6件)：

• (1) T. Schneider, A. A. Derga, B. Hillebrands, R. L. Stamps, and M. P. Kostylev : “Realization of Spin-wave logic gates”, Appl. Phys. Lett., Vol. 92, 022505 (2008)
• (2) A. A. Sarga, A. V. Chymak, and B. Hillebrands : “YIG magnonics”, J. Phys. D: Appl. Phys., Vol. 43, 264002 (2010)
• (3) K. Matsuumi : Magnetic bubbles, Ed. S. Iida and H. Kobayashi, pp. 84-92, Maruzen, Japan (1977) (in Japanese)
• (4) T. Ishibashi, A. Mizusawa, N. Togashi, T. Mogi, M. Houchido, and K. Saito : J. Crystal Growth, Vol. 275, e2427-e2431 (2005)
• (5) K. Ohta : Jiki Kougaku no Kiso 2, p. 345, Kyoritsu Syuppan, Tokyo (1973) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (6件)： 有機金属分解法 ,  作製 ,  磁性ガーネット ,  磁気異方性 ,  磁気 ,  動特性