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J-GLOBAL ID:202002211089704144   整理番号:20A2808019

古地磁気解析とU-Pb年代決定から推定される古-千島弧西部の衝突曲げ

Collisional bending of the western Paleo-Kuril Arc deduced from paleomagnetic analysis and U-Pb age determination
著者 (4件):
資料名:
巻: 29  号:ページ: e12329  発行年: 2020年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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太平洋北西地域の千島弧最西部,北海道東部地域の古千島弧は造構性曲げ構造を示す。これは,古地磁気データを用いて,古千島弧のブロック回転の結果であると説明されている。古千島弧-海溝系におけるこの造構性曲げ構造の時期と起源を理解するために,北海道東部,白糠丘陵地域に分布する古第三紀の浦幌層群に,古地磁気調査とU-Pb放射年代測定を実施した。このU-Pb放射年代測定は,浦幌層群が約39Maに堆積した事を示した。浦幌層群の古地磁気分析は,白糠丘陵地域が東アジアに対して28°時計回り回転を経験したことを示唆した。浦幌層群から暗示された時計回り回転の度合いは,その下位層である下部始新統の根室層群のそれ(62°)より小さいが,その上位層である音別層群のそれ(-9°)より大きい。したがって,白糠丘陵地域は,根室層群と浦幌層群の堆積の間(50-39Ma)で約34°の時計回り回転を経験し,浦幌層群と音別層群の堆積の間(39-34Ma)で38°の時計回り回転を経験したことが示唆される。古千島弧の湾曲した構造帯の起源は,かつては34Ma以降の千島海盆の開口によって説明された。本研究における白糠丘陵地域の回転運動に対する年代的制約は,この仮説と矛盾する。したがって,弧-弧衝突の過程が古千島弧西部の曲げ構造を引き起こした事が示唆される。Copyright 2021 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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年代測定  ,  古地磁気・岩石磁気 

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