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J-GLOBAL ID：202002211105400403   整理番号：20A0181004

界面活性剤系被膜養生剤による水分逸散抑制効果に関する研究

著者 (4件)： 伊藤遥子 (東大 大学院工学系研究科) ,  酒井雄也 (東大 生産技研) ,  牧浦理恵 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  豊田太郎 (東大 大学院総合文化研究科)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集(CD-ROM)  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS (CD-ROM))
巻： 19  ページ： ROMBUNNO.28  発行年： 2019年10月 
JST資料番号： L6941B  ISSN： 2434-7396  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コンクリート用界面活性剤系被膜養生剤(以下,養生剤)の水分逸散抑制挙動を,被膜形成性の観点から理解することを本研究の目的とした.初めに,セメントペーストからの水分逸散に養生剤の濃度と散布量が与える影響を比較した.次に,アルカリ水溶液と混合した場合の養生剤の蒸発速度を検討した.また,養生剤が展開した気液界面を,ブリュースター角顕微鏡を用いて観察した.その結果,養生剤の蒸発速度はpH依存性を有することが確認された.また,養生剤は気液界面で2種類の分子性組織膜を形成すること,2種類の膜が界面を占める相対的な割合が養生剤の水分逸散抑制効果に影響していることが示唆された.(著者抄録)

シソーラス用語： *コンクリート打ち ,  暑中コンクリート ,  高強度コンクリート ,  *養生 ,  皮膜 ,  *界面活性剤 ,  乾燥速度 ,  水分 ,  表面拡散
準シソーラス用語： 水分逸散 ,  膜養生

分類 (1件)： コンクリート工事  (RA07040G)

引用文献 (13件)：

• 松下博通:コンクリート構造物の初期欠陥および劣化のメカニズム,安全工学,Vol.39, No.4, pp. 234-246,2000.
• Shalon, R.; Report on behaviour of concrete in hot climate, Material and Structures, Vol.11, No.62, pp. 127-131, 1978.
• Hasanain, G.S., et.al.: Water evaporation from freshly placed concrete surfaces in hot weather, Cement and Concrete Research, Vol.19, No.3, pp. 465-475, 1989.
• 土木学会建設技術体系化小委員会. 第10回最新のコンクリート技術の現状と設計・施工のポイント. http://committees.jsce.or.jp/sekou05/node/22 (参照 2019-4-20).
• 榊原泰造,近松竜一,十河茂幸:コンクリートの乾燥防止用各種養生剤の適用効果,コンクリート工学年次論文集,Vol.27,No.1,pp.817-822, 2005.

タイトルに関連する用語 (6件)： 界面活性剤 ,  被膜 ,  養生 ,  水分逸散 ,  抑制効果 ,  研究