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J-GLOBAL ID：202002211179631703   整理番号：20A0170987

二酸化炭素の水素化によるメタノール合成のための触媒開発

著者 (2件)： 多田昌平 (東大 大学院工学系研究科) ,  里川重夫 (成蹊大 理工)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 27  号： 404  ページ： 13-17  発行年： 2020年01月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・化石資源に頼らないメタノールの合成方法として,再生可能エネルギーの余剰電力を用いて水の電気分解により製造したH₂を,CO₂と反応してメタノールを合成する方法に注目。
・本稿では,CO₂水素化によるメタノール合成触媒技術の変遷,Cu/ZrO₂触媒上での反応機構,反応機構に基づいたCu/非晶質Zr₂触媒の開発について解説。
・Cu/ZrO₂触媒での二酸化炭素水素化によるメタノール合成の反応機構を解明した結果,主な反応経路は「二酸化炭素→メタノール→CO]という逐次反応になることが判明。
・これに基づいた触媒設計指針から,非晶質ZrO₂担体を使用することでメタノール選択率の飛躍的な向上に成功。

シソーラス用語： 化学合成 ,  再生エネルギー ,  水素化 ,  二酸化炭素 ,  水素 ,  *触媒 ,  触媒反応 ,  反応機構 ,  銅 ,  *酸化ジルコニウム ,  非晶質 ,  合成 ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： *メタノール合成 ,  再生可能エネルギー ,  選択合成

分類 (2件)： 液体燃料工業  (YE03000F) ,  触媒の調製  (CB06110P)

物質索引 (1件)： メタノール

引用文献 (28件)：

• G. A. Olah, Angew. Chem. Int. Ed., 52, 104-107 (2013).
• O. Martin, J. Pérez-Ramirez, Catal. Sci. Technol., 3, 3343-3352 (2013).
• M. Behrens, F. Studt, I. Kasatkin, S. Kuhl, M. Hävecker, F. Abild-Pedersen, S. Zander, F. Girgsdies, P. Kurr, B. L. Kniep, M. Tovar, R. W. Fischer, J. K. Nørskov, R. Schlögl, Science, 336, 893-897 (2012).
• S. Kuld, M. Thorhauge, H. Falsig, C. F. Elkjaer, S. Helveg, I. Chorkendorff, J. Sehested, Science, 352, 969-974 (2016).
• J. Nakamura, T. Fujitani, S. Kuld, S. Helveg, I. Chorkendorff, J. Sehested, Science, 357, eaan8074 (2017).

タイトルに関連する用語 (5件)： 二酸化炭素 ,  水素化 ,  メタノール合成 ,  触媒 ,  開発