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J-GLOBAL ID：202002212293347143   整理番号：20A1315518

海外の公的統計における欠測値補完の現状について

著者 (1件)： 坂下信之 (総務省 統計研究研修所)
資料名： Estrela  (Estrela)
号： 315  ページ： 21-24  発行年： 2020年06月10日 
JST資料番号： L5366A  ISSN： 1343-5647  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・内閣府が2012年度に統計データの補完推計に関する委託研究を行い,統計の精度維持・向上を課題として認識したことを踏まえ,欠測値の補完に関する海外の現状を解説。
・米国の人口センサスでは他の回答項目から推測するAssignment,類似する他の回答者から推測するAllocation,近隣の世帯の回答で補完するSubstitutionを組み合わせた対応を実施。
・欠測値の補完手法を演繹的,全体の平均,分類内の平均,全体/分類内でのランダムな代入,シーケンシャル/階層的なホット・デック,回帰,距離関数によるマッチングに分類して説明。
・欠測値補完方法に関する書籍や米センサス局,人口動態調査,統計研究及び方法論センター,オランダ統計局が公開している欠測値補完方法に関する解説を紹介。

シソーラス用語： *統計 ,  測定データ ,  *内挿法 ,  アメリカ合衆国 ,  国勢調査 ,  人口 ,  アンケート ,  実態調査 ,  マッチング ,  オランダ王国
準シソーラス用語： インピュテーション ,  オランダ ,  センサス ,  欠測値 ,  欠測値補完 ,  *公的統計 ,  米国

分類 (2件)： システム・制御理論一般  (IA02010H) ,  数値計算  (JE02000J)

引用文献 (17件)：

• 野村総合研究所(2013)『統計データの補完推計に関する調査報告書』(平成25年3月).
• 高橋将宜 (2017)「諸外国の公的統計における欠測値対処法:集計値ベースと公開型ミクロデータの代入法」(『「統計学」創刊60周年記念事業特集:政府統計ミクロデータの作成・提供における方法的展望』 経済統計学会).
• Kalton, G. and Kasprzyk, D. (1986) , ′′The Treatment of Missing Survey Data′′ , Survey Methodology 12, pp. 1-16.
• Andridge, R. R. and Little, R. J. A. (2010) , ′′A Review of Hot Deck Imputation for Survey Nonresponse′′ , International Statistical Review 78, pp. 40-64.
• 星野崇宏・岡田謙介編 (2016)『欠測データの統計科学』岩波書店 (2016年4月).

タイトルに関連する用語 (4件)： 統計 ,  欠測値 ,  補完 ,  現状