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J-GLOBAL ID:202002212469004564   整理番号:20A2090305

クルマエビ(Marsupenaeus japonicus)のトランスクリプトーム解析は卵巣の可能な末梢調節を明らかにする【JST・京大機械翻訳】

Transcriptomic Analysis of the Kuruma Prawn Marsupenaeus japonicus Reveals Possible Peripheral Regulation of the Ovary
著者 (6件):
資料名:
巻: 11  ページ: 541  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7068A  ISSN: 1664-2392  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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甲殻類生殖はペプチドホルモンによる複雑な内分泌学的調節下にあると仮定されてきた。この複雑な調節の根底にある機構の理解を更に改善するために,X器官/副鼻腔(XOSG),脳および胸神経節のような中枢神経系(CNS)だけでなく末梢性腺組織もホルモンに関して知識が必要である。例えば,脊椎動物では,アクチビン,インヒビン,フォリスタチン,リラキシンを含むいくつかの生殖腺ペプチドホルモンが生殖生理学に関与することが知られている。したがって,卵巣からのいくつかのペプチド因子が,甲殻類における末梢組織と中枢神経系のシグナルとして機能する可能性が高い。本研究では,クルマエビMarsupenaeus japonicusの卵巣のトランスクリプトームを解析することにより,生殖腺ペプチドホルモンおよびペプチドホルモン受容体を見出すことを試みた。発生した卵巣トランスクリプトームデータは,バーシコン-α及び-β,甲殻類高血糖ホルモン(CHH)様ペプチド,インシュリン様ペプチド(ILP)及びニューロパルシン様ペプチド(NPLP)を含む5つの可能なペプチドホルモンの同定をもたらした。CHH様ペプチドに対するCNS,NPLPに対する心臓,およびILPに対する卵巣において,胸神経節および卵巣において,バーシロンに対する優性遺伝子発現が観察された。CHH様ペプチドとNPLPの遺伝子発現はXOSG由来のCHH(Penaeus japonicus洞腺ペプチド-I)により影響されたので,大腸菌発現系を用いてCHH様ペプチドとNPLPの組換えペプチドを作成し,それらの可能な末梢調節を調べた。その結果,組換えNPLPはインキュベートした卵巣組織断片におけるビテロゲニン遺伝子発現を増加させることを見出した。さらに,インシュリン様アンドロゲン腺因子,インシュリン,ニューロパシンおよび神経ペプチドY/Fに対する推定受容体をコードするコンティグ,およびオーファンG蛋白質共役受容体および受容体型グアニル酸シクラーゼをコードするいくつかのコンティグも卵巣トランスクリプトームにおいて同定された。これらの結果は,甲殻類における生殖生理学が脊椎動物に似ている様々な生殖腺ペプチドホルモンにより調節されることを示唆する。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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生理活性ペプチド  ,  中枢神経系 
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