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J-GLOBAL ID:202002212763544610   整理番号:20A1016812

Betel quid咀嚼により引き起こされるサーチュイン1(SIRT1)のDNA過メチル化-悪性形質転換の予測バイオマーカーの可能性【JST・京大機械翻訳】

DNA hypermethylation of sirtuin 1 ( SIRT1 ) caused by betel quid chewing-a possible predictive biomarker for malignant transformation
著者 (15件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 1-10  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7316A  ISSN: 1868-7083  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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腫瘍抑制遺伝子のDNA過剰メチル化は,前癌性病変およびベテールクイド(BQ)咀嚼の習慣を有する個人の口腔癌において観察される。SIRT1は上皮完全性の維持に役割を果たしていると同定されており,その変化はしばしば発癌に関連している。しかしながら,BQ咀嚼関連口腔癌患者におけるSIRT1のメチル化と転写状態は,調査されていない。著者らは,BQ咀嚼および非咀嚼患者から得られた口腔扁平上皮癌(OSCC)のパラフィン包埋組織サンプルおよび健常対照被験者からの組織サンプルにおけるSIRT1のメチル化状態を調べた。さらに,SIRT1の過剰メチル化とそれに続くヒト歯肉上皮細胞における転写ダウンレギュレーションがBQの主要成分であるアレコリンにより引き起こされるかどうかを調べた。さらに,BQ咀嚼の習慣を有する被験者から肉眼的に健康な口腔粘膜のスメア試料におけるSIRT1のメチル化状態を調べた。SIRT1は,健常対照被験者からの口腔粘膜よりもBQ咀嚼者および非咀嚼者からのOSCCの組織試料において有意に過メチル化された。結果は,SIRT1の過剰メチル化レベルが,非咀嚼習慣のそれらよりBQ咀嚼習慣を有する患者のOSCCにおいて有意に高いことを示した(p<0.05)。我々のin vitroモデルは,過剰メチル化がSIRT1の転写レベルのダウンレギュレーションに続くことを示した(p<0.05)。BQ咀嚼個体から得られたスメア試料中のSIRT1のメチル化レベルは,BQを含まない個体から得られた試料中のそれらよりも有意に高かった。BQ咀嚼習慣の期間は,SIRT1過剰メチル化の頻度と正に相関した(p<0.05)。著者らの結果は,SIRT1のDNA過剰メチル化がBQ咀嚼患者における口腔癌の発生に関与し,BQ咀嚼者の口腔粘膜における過剰メチル化が悪性形質転換の発生に対する予測マーカーであることを示唆する。これは,BQ咀嚼者の臨床的に健康な口腔上皮におけるDNA過剰メチル化を示した最初の報告である。著者らの研究は,DNA過剰メチル化が観察可能な臨床変化の前に口腔発癌の初期イベントである可能性があるという証拠を示している。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
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発癌機序・因子  ,  遺伝子発現  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
引用文献 (42件):
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