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J-GLOBAL ID：202002212955678443   整理番号：20A1992979

高炉スラグの輸出による環境負荷低減効果の定量化

著者 (4件)： 室園環 (広島大 工) ,  柴崎悠吾 (広島大 大学院工学研究科) ,  桐野裕介 (太平洋セメント 中研) ,  河合研至 (広島大 大学院工学研究科)
資料名： コンクリート工学年次論文集(CD-ROM)  (Proceedings of the Japan Concrete Institute (CD-ROM))
巻： 42  ページ： ROMBUNNO.1291  発行年： 2020年07月15日 
JST資料番号： Y0507B  ISSN： 2424-0281  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地産地消に関わる環境影響評価の一例として,高炉スラグの輸出を仮想的に増加した場合の環境負荷低減効果の評価を行った。また,輸出に用いる貿易船の利用による環境負荷増加も合わせて考察した。この結果,セメント製造時の廃棄物活用による貢献を考慮した統合化評価結果では,高炉スラグをいずれの国に輸出しても,世界全体で環境負荷が低減すると評価された。これは,日本のセメント製造時の廃棄物活用の貢献が輸送による環境負荷よりも大きいためである。以上より,製造時の環境影響が地域により大きく異なる場合,地産地消は必ずしも重要ではなく,総合的に環境影響を評価していく必要があることが判明した。(著者抄録)

シソーラス用語： *環境アセスメント ,  *高炉スラグ ,  *ポルトランドセメント ,  *廃物利用 ,  減少 ,  負荷
準シソーラス用語： *環境影響評価 ,  環境負荷低減 ,  *廃棄物利用

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (17件)：

• 土木学会:環境調和型コンクリート材料学の創造に関する研究委員会成果報告書,p. 4,2012
• 星野清一,河合研至,久保田修,平尾 宙:セメントの廃棄物・副産物の資源化を表す環境指標に各種セメントの評価,セメント・コンクリート論文集, Vol.69,pp.679-686,2015
• United Nations Environmental Programme : Eco-efficient Cements: Potential Economically Viable Solutions for a Low-CO₂ Cement-based Materials Industry, 2017
• 鉄鋼スラグ協会,セメント向け高炉スラグ 国別輸出推移:http://www.slg.jp/pdf/FS-169-08.pdf (閲覧日:2020年3月27日)
• 桐野裕介,星野清一,新見龍男,河合研至,伊坪徳宏:多様な影響領域を考慮した各国のセメントの環境影響評価,日本建築学会大会学術講演梗概集, pp.5-6,2019

タイトルに関連する用語 (4件)： 高炉スラグ ,  輸出 ,  環境負荷低減 ,  定量化