文献

J-GLOBAL ID：202002213070416088   整理番号：20A2115713

Cr基遍歴強磁性化合物の磁気特性

Magnetic properties of Cr-based itinerant ferromagnetic compounds

著者 (5件)： 三井好古 (鹿児島大 大学院) ,  吉田健斗 (鹿児島大 大学院) ,  小林領太 (鹿児島大 大学院) ,  小山佳一 (鹿児島大 大学院) ,  梅津理恵 (東北大 金属材料研)
資料名： 東北大学金属材料研究所新素材共同研究開発センター共同利用研究報告書(CD-ROM)
巻： 2019  ページ： 82-83  発行年： 2020年08月28日 
JST資料番号： L3700B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 正方晶Cu₂Sb型構造を有するMnAlGe,MnGaGe,およびMnZnSbが,大きな磁性結晶異方性を有する擬二次元強磁性化合物として注目されてきた。著者らのこれまでの研究において,MnAlGeに関係するCr基三元化合物CrAlGeは,弱い遍歴電子強磁性体の一つである。一方,MnZnSbに及ぼす置換効果についての報告は殆どない。本研究においては,Cr基三元化合物CrZnSbの磁気的性質および構造的性質を調べた。CrZnSbを反応焼結によって合成した。CrZnSbは正方晶Cu₂Sb型構造を持ち,MnZnSbと同じであることを見出している。この挙動はCrAlGe-MnAlGe系とは異なる。その上,CrZnSbはM-H曲線で強磁性特性を示さなかった。234KにおいてM-T曲線中に尖点が現れた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *アンチモン合金 ,  クロム含有合金 ,  マンガン含有合金 ,  磁性体 ,  効果 ,  結晶構造 ,  *磁化 ,  遍歴電子磁性体
準シソーラス用語： 置換効果

分類 (1件)： 機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (4件)：

• T. Kanomata, H. Endo, S. Mori, H. Okajima, T. Hihara, K. Sumiyama, T. Kaneko, and K. Suzuki, J. Magn. Magn. Mater. 140-144 (1995) 133-134
• R.Y. Umetsu, Y. Mitsui, I. Yuito, T. Takeuchi, H. Kawarada, IEEE Trans. Magn. 50 (2014) 1001904.
• S. Yoshinaga, Y. Mitsui, R.Y. Umetsu, and K. Koyama, Phys. Proc. 75 (2015) 918-925.
• H. Masumitsu, S. Yoshinaga, Y. Mitsui, R.Y. Umetsu, M. Hiroi, Y. Uwatoko, and K. Koyama, J. Magn. Magn. Mater. 456 (2018) 104-107.

タイトルに関連する用語 (3件)： Cr ,  強磁性 ,  磁気特性