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J-GLOBAL ID:202002213530752816   整理番号:20A0287816

細胞内cAMP含量は脂肪細胞におけるC/EBPβの誘導を介してNAMPT発現を調節する【JST・京大機械翻訳】

Intracellular cAMP contents regulate NAMPT expression via induction of C/EBPβ in adipocytes
著者 (8件):
資料名:
巻: 522  号:ページ: 770-775  発行年: 2020年 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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細胞内ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)の低下は脂肪組織機能不全を引き起こす。ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPT)はNAD+生合成経路の律速段階を触媒する。しかし,脂肪細胞におけるNAMPT発現の調節を仲介する分子機構はまだ解明されていない。この研究は,細胞内cAMPが3T3-L1脂肪細胞においてNAMPT発現とプロモーター活性を調節することを見出した。cAMP仲介Namptプロモーター活性は蛋白質キナーゼA阻害剤H89により抑制され,AMP活性化蛋白質キナーゼ阻害剤化合物CはcAMP仲介Namptプロモーター活性に影響しなかった。細胞内cAMPはCCAAT/エンハンサー結合蛋白質β(C/EBPβ)発現を誘導した。C/EBPβのノックダウンは,NAMPT発現とプロモーター活性を抑制した。さらに,NamptプロモーターはC/EBPβにより活性化されたが,LIPはC/EBPβのドミナントネガティブ型を活性化した。プロモーター配列分析は,Nampt上の-96から-76までの領域がC/EBPβ仲介プロモーター活性に必要であることを明らかにした。加えて,クロマチン免疫沈降分析は,C/EBPβがNamptのプロモーター配列に結合していることを示した。最終的に,NAMPT阻害剤FK866は3T3-L1細胞における脂肪生成を抑制し,この抑制効果はニコチンアミドモノヌクレオチド処理により回復した。これらの知見は,細胞内cAMPがC/EBPβ発現の誘導によりNAMPTレベルを増加させ,NAMPT発現の誘導が脂肪生成に重要であることを示した。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  細胞構成体の機能 

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