文献

J-GLOBAL ID：202002213595798218   整理番号：20A1261588

地中埋設不飽和ポリエステルレジンコンクリートの強度低下機構と強度推定の検討

Strength Reduction Mechanism and Strength Estimation of Unsaturated Polyester Resin Concrete Deteriorated in Outdoor Soil

著者 (6件)： 三輪貴志 (NTT デバイスイノベーションセンタ) ,  高橋和枝 (NTT 先端集積デバイス研) ,  高橋和枝 (武蔵野大) ,  高橋宏行 (NTT 先端集積デバイス研) ,  澤田孝 (NTT 先端集積デバイス研) ,  澤田孝 (NTTアドバンステクノロジ)
資料名： 材料と環境  (Corrosion Engineering of Japan)
巻： 69  号： 6  ページ： 161-168  発行年： 2020年06月15日 
JST資料番号： F0006A  ISSN： 0917-0480  CODEN： ZAKAEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 長期間地中埋設されたレジンコンクリートおよび熱水中での加速試験で含水させたレジンコンクリートの強度低下挙動を分析した.レジンコンクリートの強度低下は含水量に比例すること,含水挙動はフィックの法則に従い,経過時間の1/2乗に比例することが確認された.含水したレジンコンクリートを乾燥させると強度が回復することも確認されたため,レジンコンクリートの初期の強度低下メカニズムは従来考えられていた加水分解の影響よりも,含水による分子鎖間および樹脂/骨材界面の水素結合の分断の影響の方が支配的であることが強く示唆された.また,レジンコンクリートにおける水の拡散係数と活性化エネルギーを測定し,それらを用いて含水シミュレーションを実施することで,実環境における埋設期間と年平均地中温度から,埋設レジンコンクリートの残存強度を高精度で推定できることを明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *プラスチックコンクリート ,  不飽和ポリエステル ,  地中埋設物 ,  加水分解 ,  吸水 ,  拡散係数 ,  活性化エネルギー ,  曲げ強さ ,  含水量 ,  加速試験 ,  機械的性質 ,  強度 ,  試験

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (15件)：

• 1)S. Kawakubo, H. Yamamoto, N. Murai and Y. Sasajima, Journal of The Society of Materials Science Japan, 24[260], pp.380-385(1975).
• 2)T. Anzai, Dojogaku-gairon(Outline of pedology), pp.76-85, Asakura Pulishing Co., Ltd., (2001).
• 3)M. Osaka and S. Motodate, Showa 42-nendo Doboku Shikenjo Gijutsu Kenkyu Happyokai(FY 1967 Civil Engineering Research Institute Technology Research Presentation Meeting, 19(1968). https://thesis.ceri.go.jp/db/files/GR0002500518.pdf [Accessed Dec 18, 2019]
• 4)J. Crank, The Mathematics of Diffusion 2nd ed., London: Oxford University Press, pp.244-246(1975).
• 5)S. Mebarkia1, C. Vipulanandan and Associate Member, ASCE, J. eng. mech, 121[12] pp.1359-1365(1995).

タイトルに関連する用語 (6件)： 地中 ,  埋設 ,  不飽和ポリエステルレジン ,  コンクリート ,  強度低下 ,  強度推定