抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:血液検査、鉄代謝検査の異なるタイプの妊娠期貧血妊産婦の鑑別診断における臨床価値を検討する。方法:2017年1月2019年2月に本院で診察を受けた98例の妊娠期貧血妊産婦の診療情況を回顧性分析し、その貧血の種類によって、またそれを大細胞貧血(62例)と小細胞貧血群(26例)に分けた。同時期の当病院で受診した45例の健康妊産婦を対照群とした。血液ルーチンと鉄代謝検査を行い、血液ルーチン、鉄代謝検査の異なるタイプの妊娠期貧血妊産婦の鑑別診断における臨床価値を分析した。結果:小細胞貧血発生の妊娠週は大細胞貧血より明らかに早く、大細胞貧血は主に妊娠末期に発生するが、小細胞貧血は主に妊娠中期に発生する。両貧血妊婦のHbは対照群より明らかに低かった。RBCと対照群の間に統計的な差はなかった。小細胞貧血妊婦のMCV、MCH含量は対照群より明らかに低く、大細胞貧血妊婦のMCV、MCH含量は対照群より明らかに高く、しかも小細胞群のMCV、MCH含量は大細胞群より明らかに低かった。大、小細胞貧血妊婦のSI、及びSFレベルは対照群より明らかに低く、STfRレベルは対照群より高く、しかも小細胞貧血群のSI、及びSFレベルは大細胞妊婦より明らかに低かった。両タイプの貧血妊婦のヘモグロビン濃度(Hb)は明らかに対照群より低かった。赤血球の計数(RBC)は対照群と有意差がなかった。小細胞貧血妊婦の赤血球平均体積(MCV)、赤血球平均ヘモグロビン(MCH)含有量は対照群より明らかに低く、大細胞貧血妊婦のMCV、MCH含量は明らかに対照群より高く、しかも小細胞群のMCV、MCH含量は大細胞群より明らかに低かった。大、小細胞貧血妊婦の血清鉄(SI)、フェリチン(SF)レベルは対照群より明らかに低く、その可溶性血清トランスフェリン受容体(sTfR)は明らかに対照群より高く、しかも小細胞貧血群のSI、及びSFレベルは大細胞妊婦より明らかに低かった。血液検査と鉄代謝連合検査による異なる妊娠期貧血の診断効果は両者の単独検査より明らかに優れる。結論:血液ルーチンと鉄代謝検査の併用は、異なるタイプの妊娠期貧血妊産婦の鑑別診断において、高い臨床分析価値があり、臨床で広く普及する価値がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】