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J-GLOBAL ID：202002213666183443   整理番号：20A1990866

TiO₂-VO₂ 二成分系スピノーダル分解におけるマイクロ波照射効果

Microwave irradiation effects on the spinodal decomposition of TiO₂-VO₂ system

著者 (4件)： 青柳宗一郎 (東北大学大学院 工学研究科) ,  福島潤 (東北大学大学院 工学研究科) ,  林大和 (東北大学大学院 工学研究科) ,  滝澤博胤 (東北大学大学院 工学研究科)
資料名： 日本電磁波エネルギー応用学会論文誌(Web)  (JEMEA Journal (Web))
巻： 1  ページ： 9-16(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1966A  ISSN： 2435-3450  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,TiO₂-VO₂固溶体をマイクロ波により加熱し,TiO₂-VO₂系のスピノーダル分解挙動を調べるために電気炉により加熱した。TiO₂-VO₂のスピノーダル分解を調べるために単一モードとマルチモード型マイクロ波照射デバイスを用いた。従来のプロセスにおいて,スピノーダル分解は12時間のアニーリングを必要とした。しかし,マイクロ波プロセスにおいて,スピノーダル分解は30分間低温で進行した。さらに,調製した試料の金属-絶縁体転移温度(TMI)は,元のVO₂のそれより低かった。これは,Tiリッチ相とVリッチ相の間の境界への等方性圧力の存在を示した。さらに,マイクロ波照射試料はDSCプロファイルにおいて広がった二重吸熱ピークを示した。広いピークは,試料がTMIの幾つかの値を示し,Vリッチ相の組成の変化を意味することを示した。相変化は,Vリッチ相からTiリッチ相への一方向材料拡散を誘起するVリッチ層の選択的加熱に起因した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *スピノーダル分解 ,  *マイクロ波照射 ,  二成分系 ,  酸化チタン ,  酸化バナジウム ,  焼なまし ,  多モード ,  転移温度 ,  固溶体 ,  絶縁体 ,  示差走査熱量測定 ,  *金属-絶縁体転移
準シソーラス用語： 二酸化チタン ,  二酸化バナジウム

分類 (1件)： 金属-絶縁体転移  (BM02110T)

タイトルに関連する用語 (4件)： 二成分系 ,  スピノーダル分解 ,  マイクロ波 ,  照射効果