抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:無症候性脳梗塞(silentbraininfarction,SBI)の睡眠障害の発生、及び認知機能障害と不安抑うつとの関係を検討する。方法:SBI患者101例を選択し、PSQIスコアにより睡眠障害群(41例)と非睡眠障害群(60例)に分け、両群の臨床資料、MoCAスコア、HAMDスコア及びStroop色語テストに差異があるかどうかを比較した。PSQIスコア,認知機能スケールスコアおよび不安抑うつ尺度スコア間の相関を分析した。結果:(1)合計101例の患者が入って、そのうち41例(40.59%)の患者は睡眠障害があった。(2)SBI睡眠障害群の認知機能障害、焦慮、抑うつの発生率はそれぞれ92.68%、65.85%、60.98%であり、非睡眠障害群の認知機能障害、焦慮、抑うつの発生率はそれぞれ70.00%、43.33%、38.33%であった。両群の認知機能障害、不安抑うつの発生率に統計学的有意差があった(P<0.05)。SBI睡眠障害群のMoCA総得点は非睡眠障害群より低く、HAMAスコアとHAMDスコアは非睡眠障害群より高く、統計学的有意差があった(P<0.05)。(3)Mo-CA評価尺度の各項目採点において、睡眠障害群の連線及び画鐘試験スコアは非睡眠障害群より低かった(P<0.05)。Stroop色語テストを用いて、両群の執行機能を評価し、非睡眠障害群と比べ、睡眠障害群Cカードの応用時間が長く、正しい読解数が低く、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。(4)偏相関分析は,PSQIスコアが,MoCAスコア,Cカードの正しい読取り数と負の相関があり(P<0.05),HAMAスコア,HAMDスコア,およびCカード適用時間と正の相関を示した(P<0.05)。結論SBI睡眠障害の発生率が高く、睡眠障害を伴うSBI患者は機能低下を主とする認知機能障害、及び不安抑うつを発症しやすい。また、SBI患者の睡眠障害が重くなるほど、その認知機能障害及び不安抑うつ状況が重くなる可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】