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J-GLOBAL ID:202002213843560039   整理番号:20A0614466

ポリ(エチレングリコール)シェル-シェーダブルTat修飾コア架橋ナノミセル:Tat増強細胞取り込みとリソソームpH誘発ドキソルビシン放出【JST・京大機械翻訳】

Poly(ethylene glycol) shell-sheddable TAT-modified core cross-linked nano-micelles: TAT-enhanced cellular uptake and lysosomal pH-triggered doxorubicin release
著者 (7件):
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巻: 188  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: W0541A  ISSN: 0927-7765  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,腫瘍微小環境に対するプログラム化応答を確立するために,ドキソルビシン(DOX)の薬物送達担体としてTAT修飾コア架橋ナノミセルを有する剪断可能ポリエチレングリコール(PEG)シェルを開発し,エンドサイトーシスとリソソームpH誘発DOX放出を増強した。最初に,ポリ(L-スクシンイミド)(PSI)はエチレンジアミンとの開環反応を行い,ポリ(N-(2-アミノエチル)-L-アスパルタミド)(P(ae-Asp))を生成した。次に,mPEG-SS-g-P(ae-Asp)-MCA-DA-TATの両親媒性グラフト共重合体を合成するために,P(ae-Asp)上にチオリシス開裂可能なPEG,3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸,およびTATをグラフト化した。水溶液中で,両親媒性高分子はミセルの疎水性コアにDOXをカプセル化するナノミセルに自己集合した。TATは,正常細胞との非特異的膜貫通相互作用を避けるために循環中にPEGコロナにより遮蔽され,一方,PEGの腫瘍酸化還元環境応答性放出は,腫瘍細胞のインターナリゼーションを促進するためにTATを露出させることができた。ナノミセルの安定性を改善し,pH誘発薬物放出を達成するために,カテコールとFe3+の配位に基づくコア架橋戦略を採用した。in vitro研究は,コア架橋ナノミセルがpH7.4リン酸緩衝生理食塩水(PBS)中で100倍希釈でナノ構造を維持することを示した。さらに,DOX負荷コア架橋ナノミセル(DOX-TAT-CCLM)からのDOX放出はシミュレートしたプラズマ条件においてシミュレートしたリソソーム条件で有利であり,これらのナノミセルがpH誘発DOX放出の特性を示すことを示した。TAT修飾は,培養8時間後のDOX塩酸塩と比較して,MCF-7/ADR細胞によりエンドサイトーシスされたナノミセルの平均蛍光強度を8倍に大きく増強した。特に,ナノミセル(11.61±0.95μg/mL)のIC50値は,MCF-7/ADR細胞に対するDOX塩酸塩のIC50値よりほぼ4倍低く,ナノミセルがMCF-7/ADR細胞で観察された薬剤耐性を克服できることを意味した。さらに,DOX-TAT-CCLMは4T1担癌マウスモデルにおいて優れた腫瘍増殖抑制を報告した。このように,mPEG-SS-g-P(ae-Asp)-MCA-DA-TATグラフト共重合体から作製した酸化還元およびpH刺激段階応答性新規ナノミセルは多機能性を示し,薬物送達に対して大きな可能性を示した。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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物理薬剤学 
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