抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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筆者は,福知山市三和町を対象に,福知山公立大学の「地域協働型教育研究」の一環として,「地域経営演習」をはじめとした地域協働型教育に携わってきた。定点観測(参与観察)的手法で約4年にわたる教育実践が経過し,その足跡を一定の視点・基準のもとに総括することは,今後の教育実践の方向づけに寄与できる。本稿の課題は,福知山公立大学の初年次教育において代表的な地域協働型教育としての「地域経営演習」について,その実施の経緯,地域課題との関わり方と結果,地域・学生・教員の3者にとっての成果,そして新たな課題を,「地域経営学」の視点から明らかにすることである。すなわち,「地域経営学」の視点から,筆者自身の地域協働型教育(地域経営演習)実践における仮説や課題について演習地域(三和町)を踏まえて検証し,今後の教育実践の参考に資することである。(著者抄録)