抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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【目的】ヒト喉頭扁平上皮癌(LSCC)におけるマイクロRNA-124(miR-124)の発現と,LSCC細胞の自己貪食,浸潤および移動に及ぼすその影響を調査する。【方法】2016年1月から2018年9月まで,新郷医学院第一付属病院で切除したLSCC組織および癌周囲組織(腫瘍縁から12cmまで)の標本を12例ずつ選択した。リアルタイム定量的ポリメラーゼ連鎖反応(qRT-PCR)を用いて,LSCC組織および隣接組織におけるmiR-124発現を検出した。ヒトHep-2細胞を培養し,miR-124類似体(miR-124mics)群,miR-124阻害剤(miR-124inhibitor)群,類似体陰性対照(micsNC)群に分割した。inhibitorNC群,mics+シロリムス群,およびinhibitor+3-メチルアデニン(3-MA)群の細胞トランスフェクションを行った。miR-124mics群,miR-124inhibitor群,micsNC群およびinhibitorNC群のmiR-124発現を,qRT-PCRにより検出した。【方法】LSCC組織,癌周囲組織,およびmicsNC群,miR-124mics群,inhibitorNC群,およびinhibitorNC群を,ウエスタンブロット法によって検出した。miR-124inhibitor群の自食関連蛋白質LC3B-IIの発現,miR-124mics群,miR-124inhibitor群,micsNC群,およびmiR-124inhibitor群を,Transwellチャンバー法によって検出した。inhibitorNC群、mics+シロリムス群及びinhibitor+3-MA群の細胞の浸潤能力、細胞スクラッチ実験にてmiR-124mics群、miR-124inhibitor群、及び、miR-124inhibitor群を測定した。inhibitorNC群,mics+シロリムス群,およびinhibi-tor+3-MA群の細胞遊走能を,それぞれ,対照群,micsNC群,inhibitorNC群,およびinhibi-tor+3-MA群で比較した。【結果】LSCC組織におけるmiR-124発現は,隣接組織に比して有意に低かった(P<0.05)。LSCC組織におけるLC3B-II蛋白質発現は,隣接組織より有意に高かった(P<0.05)。miR-124mics群におけるmiR-124発現は,micsNC群(P<0.05)におけるそれよりかなり高かった。miR-124inhibitor群のmiR-124発現量は,inhibitorNC群よりも有意に低かった(P<0.05)。miR-124mics群のLC3B-II蛋白質発現は,micsNC群よりも有意に低かった(P<0.05)。miR-124inhibitor群のLC3B-II蛋白質発現は,inhibitorNC群より有意に高かった(P<0.05)。miR-124mics群の浸潤細胞数は,micsNC群およびmics+シロリムス群に比して有意に低かった(P<0.05)。miR-124inhibitor群の浸潤細胞数はinhibitorNC群とinhibitor+3-MA群より有意に多かった(P<0.05)。inhibitorNC群とinhibitor+3-MA群の創傷治癒率は,miR-124inhibitor群に比して低かった(P<0.05)。96時間培養後、micsNC群とmics+シロリムス群の細胞のスクラッチ癒合率はmiR-124mics群より高かった(P<0.05)。【結語】ヒトLSCC組織におけるmiR-124発現は有意に下方制御され,ヒトLSCC組織およびmiR-124過剰発現細胞における自己貪食関連蛋白質LC3B-II発現は有意に上方制御され,miR-124はLSCC細胞の浸潤および移動を阻害する。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】
