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J-GLOBAL ID:202002215125027553   整理番号:20A0716940

銅酸化物の対密度波状態のエネルギーギャップ変調の画像化

Imaging the energy gap modulations of the cuprate pair-density-wave state
著者 (12件):
資料名:
巻: 580  号: 7801  ページ: 65-70  発行年: 2020年04月02日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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有限の重心運動量を持つクーパー対を決定付ける特徴は,超伝導エネルギーギャップΔ(r)(rは位置)が空間変調することである。最近,この概念が,銅酸化物に存在すると予測されている対密度波(PDW)状態に一般化された。クーパー対トンネリングにおいて銅酸化物PDWの痕跡が検出されているものの,単一電子トンネリングにおける周期的Δ(r)変調の顕著な痕跡は観測されていない。今回我々は,走査型トンネル顕微鏡に基づく分光技術を用いて,標準的な銅酸化物Bi2Sr2CaCu2O8+δにおいて,8単位胞の周期性,すなわち波数ベクトルQ≒(2π/a0)(1/8,0)およびQ≒(2π/a0)(0,1/8)(a0は隣接Cu原子間の距離)を持つ強いΔ(r)変調を見いだした。局所状態密度N(r,E)(Eはエネルギー)の同時画像化によって,PDWと超伝導が共存する場合に予想される通り,波数ベクトルQと2Qを持つ電子変調が明らかになった。さらに,2QでのこれらのN(r,E)密度波におけるトポロジカル欠陥を視覚化することによって,PDW状態における半渦糸の理論で予想される通り,PDWの空間位相がπだけ変化する領域にトポロジカル欠陥が集中していることが見いだされた。総合すると,これは,複数の単一電子の痕跡から得られた,Bi2Sr2CaCu2O8+δにおいてPDW状態と超伝導が共存することを示す説得力のある証拠である。Copyright Nature Japan KK 2020
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分類 (1件):
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酸化物系超伝導体の物性 
タイトルに関連する用語 (5件):
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