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J-GLOBAL ID：202002215554122718   整理番号：20A2736966

S K-edgeにおけるXAFS測定の検討

Feasibility Study of S K-edge XAFS Measurement

著者 (3件)： 金子房恵 (住友ゴム工業) ,  岸本浩通 (住友ゴム工業) ,  為則雄祐 (高輝度光科学研究セ)
資料名： SPring-8/SACLA利用研究成果集(Web)  (SPring-8/SACLA Research Report (Web))
巻： 1  号： 3  ページ： 150-152 (WEB ONLY)  発行年： 2013年12月10日 
JST資料番号： U1844A  ISSN： 2187-6886  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・ゴム材料は,硫黄を用いてポリマ同士を橋掛けする架橋構造を形成することで,強度,機械疲労,粘弾性など特異な物理特性を発現するが,その詳細な構造と物性の関係は未解明。
・硫黄架橋構造を詳細に分析できるS K-edge XAFS法に着目。
・エネルギー分解能とX線強度を向上させる必要があり,SPring-8のアンジュレータ光源を利用し,回折格子を用いた分光器から結晶分光器に変更。
・フォトダイオード検出器を用いた透過法とSDD検出器を用いた蛍光法を検討し,透過法では,試料中の硫黄量が少ないためエッジジャンプが小さく,精度のよい測定が難しいことが判明。
・入射X線強度測定に用いたフォトダイオード検出器とSDD検出器のX線感度におけるエネルギー依存性が異なり,フォトダイオード検出器の強度揺らぎが大きくXAFSスペクトルのS/N比が悪化。

シソーラス用語： *XAFS ,  *ゴム ,  硫黄 ,  重合体 ,  分子構造 ,  強度 ,  疲れ ,  粘弾性 ,  エネルギー分解能 ,  放射光施設 ,  アンジュレータ ,  分光計 ,  回折格子 ,  フォトダイオード ,  検出器 ,  エネルギー依存性 ,  SN比 ,  スペクトル
準シソーラス用語： SPring-8 ,  架橋構造

分類 (2件)： ゴム  (YH07020M) ,  X線回折法  (BK01020I)

引用文献 (3件)：

• S. Yagi, et al., Nucl. Instr. and Meth. in Phys. Res. B, 199, 244-248 (2003).
• R. Chauvistre, et al., Chemical Physics, 223, 293-302 (1997).
• B. Gilbert, et al., Physical Revew B, 66, 245205 (2002).

タイトルに関連する用語 (2件)： EDGE ,  XAFS