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J-GLOBAL ID:202002215557764378   整理番号:20A2353654

植物病原菌に対するいくつかのソバ品種からの葉抽出物の抗真菌活性

Antifungal activity of leaf extracts from several buckwheat varieties against plant pathogenic fungi
著者 (4件):
資料名:
巻: 25  ページ: 27-30 (WEB ONLY)  発行年: 2020年09月30日 
JST資料番号: U0391A  ISSN: 2435-0885  CODEN: SDSKF6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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普通ソバ(Fagopyrum esculentum)とダッタンソバ(F.tataricum)は,日本で一般的に栽培されている食用作物である。農業に関する日本の古典作品である日本農書全集は,江戸時代にイネいもち病を防除するためにソバの葉の抽出物を使用したと述べている。最近,イネいもち病の病原体であるイネいもち病菌,Magnaporthe oryzaeによる感染および真菌増殖に関連する特性がソバの葉抽出物を用いることで抑制されるか評価した。しかし,数種のソバ品種の葉抽出物が,他の植物病原性真菌に対して類似の阻害活性を示すかは不明である。本研究では,病原体Ceratocystis fimbriata,Cochliobolus miyabeanus,Corynespora cassiicola,Fusarium buharicumおよびM.oryzaeに対する数種のソバ品種の葉抽出物の広範な殺菌活性を評価した。普通ソバ葉(品種Harunibuki,品種Kitawasobaおよび品種Shinano 1 gou)およびダッタンソバ葉(F.tataricum:Dattansoba)の酢酸エチル抽出物は,C.fimbriata,C.miyabeanus,C.cassiicola,F.buharicumおよびM.oryzaeの分生子発芽を有意に阻害することを見出した。普通ソバ葉(品種Harunibuki,品種Kitawasoba,および品種Shinano 1gou)およびダッタンソバ葉(Dattansoba)の酢酸エチル抽出物は,C.fimbriata,C.miyabeanus,C.cassiicola,F.buharicumおよびM.oryzaeに対して殺菌活性を持つことが示された。これらの結果は,普通ソバおよびダッタンソバの葉抽出物からの殺菌物質が,真菌病原体に起因する植物病害を防ぐ新しい化学殺菌剤の開発のための有望な源となる可能性を示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
畑作物一般  ,  微生物に対する農薬 

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