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J-GLOBAL ID:202002216133450712   整理番号:20A0116814

被覆網によるアサリ現存量の増加が線虫類群集へ及ぼす影響

Influence of Asari clam (Ruditapes philippinarum) abundance increase caused by cover-net on the nematode assemblages on a tidal flat
著者 (2件):
資料名:
巻: 74  号:ページ: 25-34  発行年: 2019年08月31日 
JST資料番号: L3763A  ISSN: 1345-112X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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山口湾の南干潟における被覆網の内外におけるアサリ(Ruditapes philippinarum)とメイオベントスを含む大型底生動物を調査し,底生動物に及ぼす網の影響を調べた。被覆網(5×7m, 9mmメッシュサイズ)は5~7年間残っており,魚類による捕食から保護していた。被覆網区域内のR. philippinarumと腹足類の密度は,被覆網区域外より高かった。被覆網区域内の線虫類の密度は区域外より高かった。3サイズ(63~125,125~250,および≧250μm)の線虫類について考慮すると,より小さいサイズの割合は被覆網区域内で増加し,大きなサイズの割合は低い傾向にあった。被覆網区域内における線虫類の科組成は区域外とは異なった。被覆網区域内におけるXyalidae,ComesomatidaeおよびOncholaimidaeの線虫類密度は増加した。被覆網区域内における1B型食性線虫類(非選択的堆積物食者)の比率は区域外より高かった。これは,被覆網がR. philippinarumと線虫類の密度に影響するだけでなく,線虫類の科組成も変化させることを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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魚類以外の水産動物  ,  増養殖の技術  ,  個体群生態学 
引用文献 (33件):
  • Alves, A. S., H. Adao, T. J. Ferrero, J. C. Marques, M. J. Costa and J. Patricio 2013. Benthic meiofauna as indicator of ecological changes in estuarine ecosystem: The use of nematodes in ecological quality assessment. Ecological Indicators, 24: 462-475.
  • Austen, M. C., and S. Widdicombe 2006. Comparison of the response of meio-and macrobenthos to disturbance and organic enrichment. Joumal of Experimental Marine Biolory and Ecology, 330: 96-104.
  • Bongers, T. 1990. The maturity index: an ecological measure of environmental disturbance based on nematode species composition. Oecologia, 83: 14-19.
  • Braeckman, U., C. V. Colen, K. Soetaert, M. Vincx and J. Vanaverbeke 2011. Contrasting microbenthic activities differentially affect nematode density and diversity in a shallow subtidal marine sediment. Marine Ecology Progress Series,422: 179-191.
  • 惠本 佑・角野浩二・上原智加・神田文雄・北村久未・佐々木紀代美・下濃義弘・山瀬敬寛・谷村俊史・堀切裕子・田中克正・藤井義晴・調 恒明 2015. 椹野川河口干潟における稚貝の着底状況調査.全国環境研会誌,40: 32-40.
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