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J-GLOBAL ID:202002216331852083   整理番号:20A0430643

HIV-1感染患者におけるアンチセンス蛋白質(ASP)に対する液性反応のパイロット研究【JST・京大機械翻訳】

A Pilot Study of the Humoral Response Against the AntiSense Protein (ASP) in HIV-1-Infected Patients
著者 (12件):
資料名:
巻: 11  ページ: 20  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7080A  ISSN: 1664-302X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV-1)のプロウイルスゲノム上の推定アンチセンス蛋白質(ASP)をコードするアンチセンスオープンリーディングフレーム(ORF)の存在は,30年間の議論の源であった。近年,HIV-1血清陽性患者におけるASPに対する細胞免疫応答を特性化するためのいくつかの進歩がなされている。しかしながら,感染の自然経過中のHIV-1感染患者の血漿中のASPに対する抗体の検出に対するツールは利用できなかった。本研究の目的は,抗レトロウイルス薬(ARV)を中止した患者,HIV-1感染患者の血漿中のAsp特異的抗体の定量的検出をモニターするためのルシフェラーゼ免疫沈降システム(LIPS)を開発することであった。さらに,抗体により標的化されたASPのエピトープを描写するためにこのアプローチを用いた。ASPに対する抗体は,ARV(15%)を中止した19名の患者のうち3名,ARTのない患者10名のうち1名で検出されたが,ART下のHIV-1感染患者およびHIV-1制御者では検出されなかった。Asp特異的抗体のレベルにおける個々の変化を検出した。保存されたプロリンに富むモチーフとASPのコア60-189領域の両方が,抗ASP抗体陽性の4人の患者における抗体認識に必須であることが分かった。さらに,これらの患者の2人に対して,Asp特異的抗体のレベルの増加が,ウイルス血症の減少に付随して観察された。全体として,著者らの方法はHIV-1感染患者におけるASPに対する体液性反応を検出するための有用なツールを示し,HIV-1感染の過程でのASPの発現を確認することを可能にした。HIV-1感染患者におけるASPに対する体液性反応を完全に特性化するためにはさらなる研究が必要である。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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ウイルス感染の生理と病原性  ,  感染症・寄生虫症一般  ,  遺伝子発現 
引用文献 (33件):
  • Affram Y., Zapata J. C., Gholizadeh Z., Tolbert W. D., Zhou W., Iglesias-Ussel M. D., et al (2019). The HIV-1 antisense protein ASP is a transmembrane protein of the cell surface and an integral protein of the viral envelope. J. Virol. 93:e00574-19. doi: 10.1128/JVI.00574-19
  • Arpin-André C., Laverdure S., Barbeau B., Gross A., Mesnard J.-M. (2014). Construction of a reporter vector for analysis of bidirectional transcriptional activity of retrovirus LTR. Plasmid 74 45-51. doi: 10.1016/j.plasmid.2014.06.001
  • Berger C. T., Llano A., Carlson J. M., Brumme Z. L., Brockman M. A., Cedeño S., et al (2015). Immune screening identifies novel T cell targets encoded by antisense reading frames of HIV-1. J. Virol. 89 4015-4019. doi: 10.1128/JVI.03435-3414
  • Bet A., Maze E., Bansal A., Sterrett S., Gross A., Graff-Dubois S., et al (2015). The HIV-1 Antisense Protein (ASP) induces CD8 T cell responses during chronic infection. Retrovirology 12:15. doi: 10.1186/s12977-015-0135-y
  • Briquet S., Vaquero C. (2002). Immunolocalization studies of an antisense protein in HIV-1-infected cells and viral particles. Virology 292 177-184. doi: 10.1006/viro.2001.1224
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