抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2020年度より本格実施される学習指導要領には,「学校図書館を計画的に利用しその機能の活用を図り,児童生徒の主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に生かすとともに,児童生徒の自主的,自発的な学習活動や読書活動を充実すること」と明記されている。若年層教員が半数を占める市川市の学校体制において,これらを実現させるためには,学校図書館を授業の中で効果的に活用できる教員を育成することが,喫緊の課題であると考える。本市では,2016年度より教育委員会による,教員が学校図書館を活用した授業ができるようになるための悉皆研修を実施している。本研究は,それらの教員研修プログラムの効果を高めるために,市内7校の教頭がチームとなって,学校図書館を活用するための校内研修と繋ぎ,学校経営に位置付けて,児童生徒に学び方を身に付けさせるための授業改善に繋げる方策を検討した。その結果,教頭が関わることによって,教員は,学校経営案を踏まえ,学校図書館の活用を通してカリキュラム・マネジメントを意識した授業改善を行うようになることが分かった。さらに,児童生徒は,学校図書館の活用によって,様々な情報に触れることで,主体的・対話的で深い学びを獲得することが推察された。(著者抄録)