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J-GLOBAL ID:202002216683318487   整理番号:20A0289397

異なる温度と酸素発生条件下の汽水湖堆積物からのヨウ素の溶解フラックスの評価【JST・京大機械翻訳】

Evaluation of dissolution flux of iodine from brackish lake sediments under different temperature and oxygenic conditions
著者 (2件):
資料名:
巻: 707  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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太平洋に面し,北東日本の核燃料再処理施設に隣接する汽水湖(Obuchi湖)における水生堆積物からのヨウ素の溶解フラックスを,堆積物コア試料に関する培養実験を用いて評価した。実験は,48時間,3つの異なる温度(29,17,および6°C)および酸素発生(空気流,N_2ガス流,および未処理)条件下で行った。全溶解ヨウ素(TDI)濃度(すなわち,ヨウ化物,ヨウ素酸塩および溶存有機ヨウ素,DOI)は,培養の最初の6時間ですべての温度および酸素発生条件下で増加した。6から27時間まで,TDI濃度の顕著な増加は高温でのみ起こった。最初の6時間で測定されたTDI濃度の線形回帰分析によって推定されたヨウ素の溶解フラックスは,最初の27時間で推定されたものより常に高かった。この結果は,ヨウ素の溶解フラックスが短期(数時間以内)の培養実験により評価されるべきであることを示している。これは,上部の水から堆積物へのヨウ素を輸送する吸収反応が長期的に活発になるからである。TDI濃度によって推定された溶解フラックスにおける実質的差異は,最初の6時間において異なる酸素発生条件下で観察されなかった。しかし,溶解フラックスは温度の上昇と共に著しく増加した。フラックスと温度の増加は有意に正に相関し(R2=0.90),温度が培養中のヨウ素フラックスを調節する支配的因子であることを示唆した。すべての温度と酸素発生条件でのTDI濃度の変化はヨウ化物濃度のそれらに対応し,ヨウ化物が堆積物から溶解したヨウ素の主な形態であることを示した。実験の後期段階において,27から48時間まで,上部水のTDI濃度は高温でのみ増加したが,培地と低温での濃度は一定または減少した。特に,有酸素実験は,中程度および低温でのヨウ化物濃度の実質的な減少を示した。これは,有酸素条件が上部水から堆積物へのヨウ素の吸収を促進することを示唆する。最後に,これらの結果を以前の研究からのデータと組み合わせることにより,Obuchi湖の堆積物から上部水への放射性ヨウ素(ヨウ素-129)の溶解フラックスを推定した。結果は,堆積物中に蓄積されたヨウ素-129のわずか0.006%が,年当たりの上部水への溶解を通して放出され,この放射性同位体が堆積物中で本質的に安定であることを示唆している。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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湖沼汚濁 

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