文献

J-GLOBAL ID：202002217096042724   整理番号：20A2646038

ラットにおけるAOM誘発前腫瘍性結腸異常陰窩病巣に対するHuangqin-teaの化学予防効果およびオミクス解析【JST・京大機械翻訳】

The chemopreventive effects of Huangqin-tea against AOM-induced preneoplastic colonic aberrant crypt foci in rats and omics analysis

著者 (11件)： Shen Jie (Institute of Medicinal Plant Development, Chinese Academy of Medical Science, Peking Union Medical College, Beijing 100193, China. [e-mail]) ,  Li Pei ,  Liu Shuangshuang ,  Liu Qing ,  Li Yue ,  Zhang Zheng ,  Yang Chengmin ,  Hu Mengying ,  Sun Yuhua ,  He Chunnian ,  Xiao Peigen
資料名： Food & Function  (Food & Function)
巻： 11  号： 11  ページ： 9634-9650  発行年： 2020年 
JST資料番号： W2339A  ISSN： 2042-6496  CODEN： FFOUAI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 結腸直腸癌(CRC)は重度の世界的な健康問題であるにもかかわらず,CRCに対する効果的な化学予防戦略はまだ不足している。健康なハーブ茶であるHuang-qin茶(HQT)は,Scutellaria baicalensis Georgiの地上部から調製され,数千年間中国で消費されている。HQTは豊富なフラボノイドを含み,強力な抗癌効果を示すが,in vivoでのCRCに対するHQTの癌予防効果を検討していない。ここでは,HQTが前腫瘍結腸ACFラットモデルでアゾキシメタン誘導異常陰窩病巣(ACF)形成を阻害することを見出した。偽ゲルフリーラットモデルにおけるCRCに対するHQTの化学予防効果における腸微生物叢の重要な役割を確認した。さらに,HQTはIL-1β,IL-6,IL-10およびTNF-α発現を有意に減少させ,IFN-γ産生を上昇させることにより炎症性サイトカイン発現を調節する。16S rDNA配列決定分析は,HQTが,有益な細菌(Lachnoclostridium,Alistipes,Roseburia,およびLactococcus)の豊度を増加させ,Bacteroides,Parasutterella,および未同定のClostridialessのレベルを減少させることによって,腸微生物叢を制御することを示した。糞便メタボロミクスは,HQTがAOM誘導メタボローム障害を調節し,これらの変化した代謝産物が脂質代謝経路にほとんど関与することを示した。Spearman相関分析は,腸微生物叢と糞便代謝産物の間の相関を明らかにした。まとめると,これらの結果は,HQTが炎症を阻害し,腸微生物叢プロファイルと特定の代謝経路を調節することにより,宿主健康に有益な効果を発揮することを示唆した。結論として,HQTは腸微生物叢組成を調節することによりAOM誘導ACF形成を阻害し,メタボローム障害を改善し,CRCの予防と治療に対する機能的飲料候補としてのHQTの可能性を示した。Copyright 2020 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 炎症 ,  *結腸 ,  抗腫瘍作用 ,  *腫瘍 ,  代謝産物 ,  *ラット ,  代謝経路 ,  Bacteroides ,  フラボノイド ,  ミクロフローラ ,  TNFα ,  インターロイキン1
準シソーラス用語： メタボロミクス ,  メタボローム ,  *陰窩 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  腸  (EJ06040N)

タイトルに関連する用語 (11件)： ラット ,  誘発 ,  腫瘍性 ,  結腸 ,  陰窩 ,  病巣 ,  TEA ,  化学 ,  予防効果 ,  オミクス ,  解析