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J-GLOBAL ID：202002217339724385   整理番号：20A2542723

硫黄種に起因するホウ酸ナトリウムガラスの着色の解析

Analyzing the coloration of sodium borate glasses caused by sulfur species

著者 (4件)： ASAHI Taro (National Institute of Technology (KOSEN), Niihama College) ,  KISHIDA Riho (National Institute of Technology (KOSEN), Niihama College) ,  NAKAYAMA Susumu (National Institute of Technology (KOSEN), Niihama College) ,  WADA Noriyuki (National Institute of Technology (KOSEN), Suzuka College)
資料名： Journal of the Ceramic Society of Japan (Web)  (Journal of the Ceramic Society of Japan (Web))
巻： 128  号： 9  ページ： 648-652(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0409A  ISSN： 1348-6535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ここでは,硫黄を含むホウ酸ナトリウムガラス中の着色を調べ,ガラス中の硫黄化学種を紫外可視(UV-vis),Raman及び蛍光分光法を用いて決定した。試料の着色は青色から褐色まで変化し,アルカリ量とガラスマトリックス組成に依存した。UV-vis分光法を用いて,280,380及び580nmでいくつかの吸収バンドを検出した。S₂,S₂^-及びS₃^-のような硫黄化学種がガラス試料中で形成され,試料着色に影響すると予想される。Raman分光法は,約580nmの吸収バンドがS₃^-アニオン種に起因することを示唆し,一方,蛍光分光法は,約380nmの吸収バンドがS₂^-アニオン種に起因することを示唆した。これらの硫黄アニオン種の比率はマトリックスガラス組成と共に変化し,試料着色に強い影響を及ぼした。ここでは,これらの色中心の起源をメルトのレドックスとホウ酸塩ガラスネットワークの観点から議論した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： ナトリウム化合物 ,  *ホウ酸塩ガラス ,  ホウ酸塩 ,  *着色 ,  *硫黄 ,  化学種 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  Raman分光法 ,  蛍光分光法 ,  青 ,  含有量 ,  化学組成 ,  依存性 ,  吸収バンド ,  アニオン ,  色中心 ,  メルト ,  酸化還元反応 ,  ネットワーク構造 ,  ホウ酸ナトリウム ,  褐色 ,  組成依存性 ,  紫外可視分光法
準シソーラス用語： 紫外可視分光

著者キーワード (5件)： 硫黄 ,  ホウ酸塩ガラス ,  UV-vis分光法 ,  Raman分光法 ,  蛍光

分類 (1件)： ガラスの性質・分析・試験  (YC02030Z)

引用文献 (13件)：

• 1) H. D. Schreiber, S. K. Kozak, P. G. Leonhard and K. K. McManus, Glastech. Ber., 60, 389-398 (1987).
• 2) H. D. Schreiber, S. K. Kozak, P. G. Leonhard, K. K. McManus and C. W. Schreiber, Glastech. Ber., 61, 5-11 (1988).
• 3) T. Hanada, N. Soga and M. Kunugi, Yogyo-Kyokai-shi, 81, 481-485 (1973).
• 4) T. Hanada, N. Soga and M. Kunugi, J. Non-Cryst. Solids, 21, 65-72 (1976).
• 5) T. Asahi, Y. Miura, H. Yamashita and T. Maekawa, J. Ceram. Soc. Jpn., 110, 576-582 (2002) [in Japanese].

タイトルに関連する用語 (6件)： 硫黄 ,  起因 ,  ホウ酸ナトリウム ,  ガラス ,  着色 ,  解析