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J-GLOBAL ID：202002217360158626   整理番号：20A0515019

三次元流れ解析による伏せ越しの通水能力改善のための検討事例

CASE STUDY ON CONVEYANCE IMPROVEMENT OF INVERTED SHIPHON BY THREE DIMENSIONAL FLOW ANALYSIS

著者 (3件)： 浪平篤 (農研機構農村工学研究部門 水利工学研究領域) ,  高木強治 (農研機構農村工学研究部門 水利工学研究領域) ,  樽屋啓之 (農研機構農村工学研究部門 水利工学研究領域)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 74  号： 5  ページ： I_679-I_684(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 上流側の開水路で余裕高に不足が生じている伏せ越しにおける流れの三次元解析を行い,暗渠の上流端の頂部付近における剥離渦の発生を明らかにし,当該箇所で過大な水頭損失が生じている可能性を指摘した.そして,当該箇所の形状を変更する複数の改築案について同様の解析と比較検討を行った.その結果,上流側トランジションのうち暗渠側の一部をクローズドタイプとするとともに,その通水断面積は暗渠に向かって漸縮されるよう設定することで,暗渠の流入口頂部の角端を改善すれば,通水能力改善に対する効果が非常に高くなり,所定の余裕高が確保されることを確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： *三次元流 ,  *開水路 ,  *地中構造物 ,  解析 ,  渦 ,  *送水
準シソーラス用語： 三次元解析 ,  剥離渦 ,  *伏越し

著者キーワード (5件)： inverted syphon ,  transition ,  head loss ,  RANS ,  VOF

分類 (1件)： 河川工事  (RC12030X)

引用文献 (12件)：

• 1) 日本河川協会:改定新版 建設省河川砂防技術基準(案)同解説 設計編[I],pp. 135-142,1997.
• 2) 国土技術研究センター:改訂 解説・河川管理施設等構造令,pp. 333-342,技報堂,2010.
• 3) 農林水産省農村振興局整備部設計課:土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計「水路工」,pp. 32-33,218-230,499-516,2015.
• 4) 数値流体力学編集委員会:格子形成法とコンピュータグラフィックス,東京大学出版会,pp. 20-21,1995.
• 5) 熊谷洋,今井正寿,中井致知:3次元数値シミュレーションによる沈砂池水路形状解析・検討,水工学論文集,39,pp. 367-372,1995.

タイトルに関連する用語 (4件)： 流れ解析 ,  伏せ越し ,  通水 ,  能力改善