文献
J-GLOBAL ID:202002217520905381   整理番号:20A1192649

関東地方の放棄二次林における林床と竹林の管理が地表性甲虫類の生息数に及ぼす影響

Effects of under-story Sasa removal and bamboo felling on the ground-beetle fauna in secondary forests in Tama Hills, in Japan
著者 (4件):
資料名:
巻: 83  号:ページ: 743-748  発行年: 2020年03月31日 
JST資料番号: F0408A  ISSN: 1340-8984  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
放棄された二次林では,皆伐竹と間伐が林床植物の種の多様性を高めている。しかし,地表性甲虫への影響は十分に研究されていない。本研究では,筆者らは,神奈川県多摩丘陵のササ(Pleioblastus chino)草刈エリア,ササ起立エリア,竹林(Phyllostachys edulis)伐採エリア,竹立エリアの4箇所に調査トラップを設置した。地表性甲虫を捕獲するために合計80のトラップが設定された。2つの複製で各エリアに10のトラップであった。種の数は,ササ草刈り区域と竹林伐採区域での管理の場合の方が,ササ立木区域と竹立区域での管理なしの場合よりも多かった。特に,ササ草刈り地域では,ササ立木地,竹林伐採地,竹立地よりも地表性甲虫の数が多かった。Pterididaeに属する甲虫が最も一般的であり,最も一般的な種は,Carabus insulicola,Synuchus cycloderu,およびPterostichus yoritomusであった。特に,C.insulicolaは,ササ草刈り地域から収集された地表性甲虫全体の90%以上を占めており,この地表性甲虫が放棄二次林の生物多様性の指標として使用できることを示唆した。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
都市問題,都市防災 
引用文献 (23件):
  • 1) Fujita A.,Maeto K.,Kagawa Y.,Ito N(2008):Effects of forest fragmentation on species richness and composition of ground beetles (Coleoptera: Carabidae and Brachinidae) in urban landscapes.:Entomological Science,11(1),39-48
  • 2) 古谷梨紗・笹川幸治(2017):ミミズ食オサムシはミミズ以外の餌も利用するか?-アオオサムシを用いた飼育実験-:千葉大学教育学部研究紀要66(1),385-389
  • 3) 石谷正宇(2010):地表性甲虫類を指標とした環境影響評価の現状:環動昆21(2),73-83
  • 4) 伊藤正宏・青木淳一(1983):土壌動物群集による横浜市の都市環境の解析I.ベイト・トラップに集まる甲虫類:横浜国立大学環境科学研究センター紀要9,183-196
  • 5) 籠洋・横山昌史・藤澤貴弘・野間直彦(2013):犬上川河辺林におけるタケの伐採が地表性甲虫(オサムシ科)の種多様性と群集構造に与える影響:昆蟲.ニューシリーズ16(2),87-96
もっと見る

前のページに戻る