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J-GLOBAL ID：202002217589561687   整理番号：20A2355746

1-フェニルビグアニド-ヨウ素錯体-グアニジン類のイミノπ-カチオンラジカル

A 1-Phenylbiguanide-iodine Complex - An Imino π-Cation Radical of Guanidines -

著者 (3件)： Hatanaka Masashi (Division of Materials Science and Engineering, Graduate School of Engineering, Tokyo Denki University) ,  Liu Yiming (Division of Materials Science and Engineering, Graduate School of Engineering, Tokyo Denki University) ,  Miyasaka Makoto (Division of Materials Science and Engineering, Graduate School of Engineering, Tokyo Denki University)
資料名： Chemistry Letters (Web)  (Chemistry Letters (Web))
巻： 49  号： 8  ページ： 925-928(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U1704A  ISSN： 1348-0715  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 固体状態の1-フェニルビグアニドはヨウ素によって酸化され,π-カチオンラジカルが電荷移動錯体として観察された。暗褐色粉末は近紫外領域で電荷移動バンドを示した。錯体の電子スピン共鳴(ESR)スペクトルは,g=2.007~2.008のLorentzピークを示し,これはイミノ中心を持つモノカチオンラジカルの存在を示唆した。σ孤立電子対を有するイミノフラグメントに関係なく,カチオン化学種をフェニル基と共役したπ-ラジカルとしてキャラクタライズした。これは,固体状態におけるグアニジン誘導体のπ-カチオンラジカル錯体の最初の観察である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *カチオンラジカル ,  *電荷移動錯体 ,  ESR【磁気共鳴】 ,  *芳香族アミン ,  ヨウ素 ,  酸化 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  密度汎関数法

著者キーワード (3件)： 1-フェニルビグアニド ,  カチオンラジカル ,  電荷移動

分類 (2件)： 芳香族単環アミン・イミン・第四アンモニウム・インモニウム  (CF05050D) ,  分子化合物  (CE02000C)

物質索引 (1件)： 1-フェニルビグアニド

引用文献 (19件)：

• 1) Z. B. Maksić, B. Kovačević, J. Org. Chem. 2000, 65, 3303.
• 2) B. Kovačević, Z. B. Maksić, R. Vianello, J. Chem. Soc., Perkin Trans. 2 2001, 886.
• 3) Z. B. Maksić, B. Kovačević, R. Vianello, Chem. Rev. 2012, 112, 5240.
• 4) D. Kirpichnikov, S. I. McFarlane, J. R. Sowers, Ann. Intern. Med. 2002, 137, 25.
• 5) D. Kathuria, A. A. Bankar, P. V. Bharatam, J. Mol. Struct. 2018, 1152, 61.

タイトルに関連する用語 (4件)： 1-フェニルビグアニド ,  ヨウ素錯体 ,  グアニジン類 ,  カチオンラジカル