抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Wilssの通訳理論から,話者である自他の意味の次元と言語表現の次元において,均衡点に位置するところに通訳の理想的な姿勢があることが導かれる。異言語間コミュニケーションを浮き彫りにする通訳理論から,本論は,異言語間コミュニケーションの2次元の意味(知覚と表現)の空間が,福田・砂子(2018)による人間構造に由来することを示すものである。その均衡は自己調和と呼ばれる均衡的な認知によってもたらされる。人間構造の一部はラカンのシェーマLに対応するので,ラカンの「ランガージュの壁」を突破する緒としての自己調和が,異言語間コミュニケーションにおいても鍵概念となることを示唆する。(著者抄録)