抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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一連の24種の化合物を,強力なHDACsとしてモデルメチル-3-(4-クロロフェニル)-3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノアートの構造修飾に基づいて合成した。モデルエステルの鹸化とヒドラジン分解は,それぞれ対応する酸とヒドラジドを与えた。モデルエステルはトリクロロアセトニトリルと無水酢酸との反応によりそれぞれ対応するトリクロロアセトイミダートまたはアセテートに変換された。N-アルキル-3-(4-クロロフェニル)-3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパン-アミドおよびメチル-2-[(3-(4-クロロフェニル)-3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノイル)アミノ]アルカノエートを,対応する酸またはヒドラジドとアミンおよびアミノ酸エステルとの反応により,DCCおよびアジドカップリング法により得た。C-C結合形成によるTMSOTf(0.1eq.%)の存在下でのC-活性求核試薬との反応により,対応するトリクロロアセトイミダート又は酢酸からの良好な収率及び短い反応時間で,メチル-3-アリール-3-(4-クロロフェニル-2,2-ジメチルプロパン酸エステルを得た。抗増殖およびアポトーシス活性を分子ドッキングでさらに研究した。48のポスト処理は,24の化合物のうち,12の化合物がHCT-116細胞に対して阻害作用を示し,HCT-116に対するこれらの化合物の阻害作用(IC50)を計算し,IC50値が0.12mgmL~(-1)~0.81mgmL(-1)の間であることを見出した。化合物(7a&7g)は最も高い阻害活性(0.12mg・mL(-1))を示したが,化合物7dは最も低い阻害活性(0.81mg・mL(-1))を示した。また,正常および非癌細胞(HEK-293細胞)に対する阻害作用を調べ,これらの化合物の作用が癌細胞に特異的であることを確認した。癌細胞は,DAPI染色による核崩壊についても検討し,(4′,6-ジアミジノ-2-フェニルインドール)は青色蛍光DNA染色であり,化合物処理癌細胞においてDAPI染色の消失があることを見出した。化合物はHSP90及びTRAP1仲介シグナル伝達経路を介して潜在的に作用することが分かった。化合物7aおよび7gは,その優れた活性を説明するTRAP1に対して最も高い選択性を示した。Copyright 2020 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】