抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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WRKY転写因子は植物防御塩ストレスにおいて重要な機能を発揮する。コムギ(Triticumaestivum)のTaWRKY46遺伝子(GenBankNo.EF368365)は,塩ストレスに応答した。タバコ(Nicotianatabacum)の過剰発現トランスジェニック系統(overexpressionlines,OE)を構築した。本研究では、TaWRKY46タンパクの亜細胞定位特徴を分析し、核内に定位した。TaWRKY46の機能を研究するため、バーミキュライト培養とMurashige&Skoog(MS)の栄養液水耕法を用いて、野生型(wildtype、WT)とOEタバコ植物の表現型を分析した。塩ストレス下で,OE1とOE5はWTより著しく成長し,葉面積はWTより高く,新鮮重,可溶性糖と可溶性蛋白質含有量はWTより高かった。スーパーオキシドジスムターゼ(SOD),ペルオキシダーゼ(POD)およびカタラーゼ(CAT)の活性を測定した。過剰発現植物における上記酵素の活性はWTより高かった。逆転写PCR(reversetranscrip-tionPCR、RT-PCR)技術を用いて、上記保護酵素遺伝子の発現量を分析し、塩ストレス下のOE1とOE5における一部の保護酵素遺伝子の発現量もWTより高いことが分かった。さらに、テトラゾール窒素ブルー(nitrobluetetrazolium、NBT)とジアミノベンジジン(diamino-benzidine,DAB)を用いて、スーパーオキシドアニオンラジカル(superoxideradical)を処理した。O2-・)と過酸化水素(hydrogenperoxide,H2O2)の組織定位により、塩処理後、過剰発現株OE5のO2-・とH2O2含有量はWTより低いことが分かった。アブシジン酸(abscisicacid,ABA)受容体遺伝子(pyrabactinresistance-likeABA)。PYL)NtPYL8およびスクロース非発酵関連プロテインキナーゼファミリー2(sucrosenon-fer-menting-1-relatedproteinkinase2,SnRK2)遺伝子の発現を分析した。塩ストレス下のNtPYL8とSnRK2遺伝子の発現量は,OEでWTより高かった。葉の気孔特性の観察により、OE5葉の気孔開度は塩処理前にWTより大きいが、塩処理後の葉の気孔閉鎖速度はWTより速いことが分かった。酵母ツーハイブリッド技術を用いて、TaWRKY46がストレス関連タンパク質(stressassociatedprotein,SAP)TaSAP1-1と相互に関係がある可能性があることを発見した。結果は,TaWRKY46が浸透圧調節と防御酵素系,ABA信号経路との交差および蛋白質相互作用などの経路を通して,植物の耐塩性に重要な役割を果たしていることを示した。本研究は、小麦WRKYファミリーメンバーの耐塩機能に対する認識を豊かにし、作物のストレス耐性の遺伝的改良に理論的根拠を提供した。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】