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J-GLOBAL ID：202002218845304156   整理番号：20A2809768

水環境におけるプラスチックのマイクロ化を追いかける

著者 (1件)： 田中周平 (京大 地球環境学堂)
資料名： 日本海水学会誌  (Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan)
巻： 74  号： 5  ページ： 288-290  発行年： 2020年12月01日 
JST資料番号： F0235A  ISSN： 0369-4550  CODEN： NKAGBU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・水環境におけるマイクロプラスチックに関して,規制,分析方法,大阪湾とアジア新興国での汚染の現況,魚貝類による取り込みおよび下水処理工程における挙動の概説。
・マイクロプラスチックの分析方法として,300μmより大きいFTIR-ATR法,10~300μmの顕微FTIR,更に,小さいLDIRの迅速分析法の紹介。
・大阪湾の表層水と底泥中のマイクロプラスチックの調査結果として,その個数や平均個数密度,および表層水中のマイクロ化したPE,PPやPSの形状の説明。
・大阪湾や東京湾を含む6ケ所で採取された魚の消化管からのマイクロプラスチックの検出率や砂ろ過による下水処理でのマイクロプラスチックのすり抜けの可能性の説明。

シソーラス用語： *環境 ,  *環境保全 ,  *プラスチック ,  *高分子廃棄物 ,  *マイクロ化 ,  法規制 ,  ATR分光法 ,  FTIR分光法 ,  湾 ,  表面水 ,  泥土 ,  下水処理 ,  水産食品 ,  *水質汚濁物質 ,  ごみ
準シソーラス用語： FTIR-ATR ,  *マイクロプラスチック ,  海洋ごみ ,  魚貝類 ,  顕微FTIR分光法 ,  *水環境 ,  大阪湾 ,  底泥

分類 (4件)： 高分子廃棄物処理  (YH01020W) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  調味料,香辛料  (FJ10010W) ,  無機化合物の各種分析  (CC08024Y)

引用文献 (7件)：

• 1)Ocean Plastics Charter, (https://www.canada.ca/content/dam/eccc/documents/pdf/pollution-waste/ocean-plastics/Ocean%20Plastics%20Charter_EN.pdf) (2007)
• 2)Wang M., Study on concentration of microplastics in surface water and sediments in Lake Biwa and Osaka Bay, Master Thesis, Graduate School of Global Environmental Studies, Kyoto University(2017)
• 3)牛島大志,粒径10 μm以上のマイクロプラスチックの分析方法の開発および琵琶湖・大阪湾・ダナン湾における陸域由来の汚染の現況,京都大学工学研究科修士論文(2018)
• 4)牛島大志,田中周平,鈴木裕識,雪岡 聖,王 夢澤,鍋谷佳希,藤井滋穂,高田秀重,日本内湾および琵琶湖における摂食方法別にみた魚類消化管中のマイクロプラスチックの存在実態,水環境学会誌,41, 107-113(2018)
• 5)田中周平,垣田正樹,雪岡 聖,鈴木裕識,藤井滋穂,高田秀重,下水処理工程におけるマイクロプラスチックの挙動と琵琶湖への負荷量の推定,土木学会論文集G(環境),75, p.III_35-III_40(2019)

タイトルに関連する用語 (3件)： 水環境 ,  プラスチック ,  マイクロ化