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J-GLOBAL ID：202002219115084140   整理番号：20A0520798

ガソリンエンジン用点火プラグにおける流動により延伸した火花放電の直径に関する考察

A Study on the Diameter of Elongated Spark Discharge Chanel in Flow Field in the Ignition Plug for Gasoline Engine

著者 (4件)： FU Chien-hua (日本大 大学院生産工学研究科) ,  今村宰 (日本大 生産工) ,  秋濱一弘 (日本大 生産工) ,  山崎博司 (日本大 生産工)
資料名： 静電気学会誌  (Journal of the Institute of Electrostatics Japan)
巻： 44  号： 1  ページ： 26-31  発行年： 2020年01月31日 
JST資料番号： S0175A  ISSN： 0386-2550  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地球規模の二酸化炭素削減動向から,自動車のパワートレインには熱効率の向上が求められている。ガソリン機関の有望な方向は希薄燃焼である。希薄燃焼においては,層流燃焼速度が減少するので,乱流は燃焼時間を短くするために強化される。高速度と乱流における安定な点火は,進角点火時期と組み合わせて必要とされる。この時,スパークプラグギャップにおける放電路は流動により延伸され,放電路の延伸は火炎伝搬に対する点火挙動に影響すると仮定されているので,現象を理解し,点火挙動に及ぼすこのような放電路延伸の影響をモデル化することが重要である。この背景から,小風洞を用いて,流動におけるスパークプラグギャップにおける放電特性を調べた。流動中における放電路の変形を高速カメラを用いて観察し,スパークプラグにおける電流と電圧を測定した。それらの間の関係を研究し,以前の研究と比較した。特に本報告では,放電路の電流と直径の関係を解析的に検討した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ガソリン機関 ,  *点火プラグ ,  流動 ,  延伸 ,  *火花放電 ,  直径 ,  風洞試験 ,  点火コイル ,  予混合燃焼 ,  混合気体 ,  希薄燃焼 ,  着火 ,  プラズマ

分類 (1件)： 火花点火機関  (PB02020C)

引用文献 (8件)：

• 白石泰介,寺地 淳,森吉泰生:スパーク放電チャンネル形成に関する点火環境および放電波形特性の影響解析.自動車技術会論文集 46 [2](2015) 283-288
• 今村 宰,文 鉉太,岩田和也,秋濱一弘:小型風洞を用いた高速気流中における火花放電の放電特性に関する研究.自動車技術会論文集,50 [3](2019) 737-742
• 佐山勝悟,木下雅夫,政所良行,増田 糧,冬頭孝之: 高速流条件での放電経路の短縮化現象のモデル化(第1報)-点火現象の可視化による定量解析-.第28回内燃機関シンポジウム講演番号 94,94-20178077 (2017)
• 堀 司:火花点火機関における放電経路伸長と再放電のモデリング.自動車技術会論文集,48 [3](2017) 641-647
• Jaehong Kim and Richard W. Anderson, Spark Anemometry of Bulk Gas Velocity at the Plug Gas of a Firing Engine, SAE 952459 (1995)

タイトルに関連する用語 (6件)： ガソリンエンジン ,  点火プラグ ,  流動 ,  延伸 ,  火花放電 ,  直径