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J-GLOBAL ID:202002219143266749   整理番号:20A1306390

地形と履歴からみた津波被災後における汽水生沈水植物生育地の出現と消滅:浦戸諸島野々島(宮城県)の事例

Topography and land use history of habitat for brackish water submerged plants that emerged and disappeared after the 2011 tsunami disaster: The case of Nono-shima Island (Miyagi Prefecture, Japan)
著者 (5件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 77-86  発行年: 2020年05月30日 
JST資料番号: L4819A  ISSN: 1342-4327  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震の津波被災地では新たに形成された湿地に希少な湿性植物の出現が見られたが,その後の復旧工事などで消滅した生育地も少なくない。特に多くの沈水植物がみられた宮城県野々島において小規模な湿地の沈水植物相を調査するとともに,地形や津波前後の土地利用を調査した。2015年8月には,沈水植物として沈水生維管束植物4種,車軸藻類1種を確認した。空中写真,衛星画像および都市計画図の判読から,この湿地は海岸浜堤の後背に位置し,少なくとも1950年代から津波を受ける2011年までの間は水田または休耕地であった。この湿地は2016年までに復旧・復興事業にともなう埋立てにより消失した。災害復旧には迅速性が求められるため,災害後に出現した希少種の保全策を検討する時間を確保することは容易ではない。そのため撹乱後の希少種の出現傾向を予測し,災害に先だって情報提供や注意喚起を行うことが必要である。地形情報や土地履歴などの地理情報を活用した希少種の出現の予測は,災害やその後の復旧・復興事業に先だった情報提供・注意喚起の手段として検討の価値があると考えられる。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物生態学  ,  自然保護  ,  自然災害 

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