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J-GLOBAL ID:202002219191421016   整理番号:20A2241812

被覆作物残渣管理によって影響を受けた土壌-トマト系における15N標識ライムギ由来Nの動態

Dynamics of N Derived from 15N-labeled Rye in Soil-tomato System as Influenced by Cover Crop Residue Management
著者 (5件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 394-402(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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トマト生産へのライムギ(Secale cereale L.)の窒素(N)の寄与は,土壌にヘアリーベッチ(Vicia villosa R.)を施用して栽培した場合,高まる可能性がある。15N標識ライムギ単独栽培あるいはヘアリーベッチとの共栽培由来Nの,トマトによる吸収と回収効率及び土壌での保持率を調べるために,日本の札幌市で高プラスチックトンネル条件下でのWagnerポット試験を行った。被覆作物残渣管理に関係なく,ライムギ由来Nの吸収ピークは移植後(WAT)4~8週間で見られ,8~12WATの間で吸収が停止した。トマト(シュート+果実)によるライムギ由来Nの吸収は,ライムギ単独栽培の方がライムギとヘアリーベッチ共栽培よりもライムギ由来Nの投入量が多いので58.3%多かったが,ライムギ由来Nの回収率は,ライムギ単独栽培(26.9%)よりも共栽培(34.0%)の方が高かった。投入ライムギ由来Nの土壌での保持率は,共栽培(972mg N/ポット),ライ麦単独栽培(1943mg N/ポット)で,それぞれ47.0%と52.5%であった。根に貯蔵され,おそらく失われたライムギ由来N率は,共栽培,ライ麦単独栽培で,それぞれ19.0%と20.6%と推定された。共栽培におけるヘアリーベッチは,ライムギよりもトマト生産に対して46.2%多いNを供給し,その供給はトマト栽培の初期(0~4WAT)よりも後期(4~8WAT)で顕著であった。したがって,共栽培は,ヘアリーベッチとライムギの両方からのN放出パターンを変化させ,トマト栽培の初期と後期の両方で多量のNを放出する可能性がある。これらの結果は,作物による植物由来Nの利用を最大化することにより,野菜生産システムでのN管理の改善を手助けし,それによってN肥料投入量を低減するさせる可能性があることを示唆している。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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野菜  ,  肥料作物  ,  施肥法・肥効 
引用文献 (28件):
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