抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:低カルシウム腹膜透析液(LCD)による慢性腎不全(CRF)患者のカルシウムとリン代謝及び全段副甲状腺ホルモン(iPTH)レベルへの影響を検討する。【方法】2015年2月から2018年12月までのCRF患者128人を登録し,透析治療を受け,そして,SCD群(SCD)を12か月以上,標準カルシウム腹膜透析液(SCD)透析>12か月の62症例を,SCD群とした。連続LCD透析>12ケ月の66例の患者をLCDグループとした。2群間の透析前と透析後4週、12カ月のカルシウム濃度、リンイオン濃度、カルシウムとリンの積、血清iPTHレベル及び達成率を比較し、LCD群患者の1年間の合併症の発生状況及び予後を観察した。【結果】(1)時間および方法は,カルシウム濃度,リンイオン濃度およびカルシウムとリンの積に,相互作用があった(P<0.05)。カルシウム濃度,リンイオン濃度,およびカルシウムとリンの積に及ぼす時間の影響は有意であり(P<0.05),Ca(2+)濃度(P<0.05)における主効果(P<0.05)は,P(2+)濃度,Ca+-P(P>0.05),およびCa+-P(P>0.05)の濃度において有意でなかった。LCD群の透析12ケ月のカルシウムイオン濃度、リンイオン濃度はSCD群より低く、カルシウムとリンの積はSCD群より小さかった(P<0.05)。(2)時間および方法は血清iPTHレベルにおいて相互作用がなく(P>0.05)、時間、方法は血清iPTHレベルにおいて主効果がなかった(P>0.05)。両群の透析前と透析4週、12ケ月のiPTHの達成率の比較は、統計学的有意差がなかった(P>0.05)。(3)低カルシウム血症、痙攣、低血圧、筋肉痛及び心血管イベント、死亡などはLCD群患者のフォローアップ期間中1例になかった。結論:LCDはCRF患者のカルシウムとリン代謝を有効に改善でき、患者の血清PTHレベル及び副甲状腺機能安定を維持し、安全性が高い。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】