抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・既にスマートフォンなどの充電用途なので実用化されているワイヤレス電力伝送は,今後は電気自動車,各種センサやモバイル機器などの充電・給電用途として広く利用されると考えられている中で,ワイヤレス電力伝送の今後の利用や応用の広がり,技術方式の概要について説明し,さらに国内外での制度化や標準化の動向についても概説。
・ワイヤレス電力伝送の技術方式として,電磁誘導型WPT,磁界共振型WPT,電界結合型WPT,マイクロ波空間伝送型WPT,光伝送型WPTがあり,電磁誘導型WPTは伝送距離は短いが,大きな電力を伝送することが可能であり,磁界共振型WPTは電力伝送距離を大きくでき,電界結合型WPTは送電電力が大きく電力伝送効率も良く,マイクロ波空間伝送型WPTは遠くまで電力を伝送でき,光伝送型WPTは遠距離まで電力伝送できると同時に,光デバイスを小さくすることが可能。
・ワイヤレス電力伝送の国内制度化のための検討項目として挙げられるのが,技術的諸元の明確化,他システムとの周波数共用条件,放射妨害波および伝導妨害波に関する許容値の決定,電波防護指針への適合性確認。
・「IoE(Internet of Energy)社会のエネルギーシステム」の中で,WPT実用化に向けて,センサ・モバイル機器向け屋内給電用のマイクロ波空間伝送WPTシステム,磁界結合型WPTを利用した電気自動車の走行中給電システム,ドローン向けの駐機時充電および飛行中給電システムの研究開発が進行中。