抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,日本の地方都市の衰退が激しい。これに対し,多くの地方都市が活性化問題に取り組んでいる。本論文では,「まちおこし」に対する取り組みの一つとして,広い世代で普及しているスマートフォン上で動作し,情報量と更新性の面で長所のあるアプリを用いる方法に着目した。従来の中心市街地に特化したアプリによる地域活性化研究と異なり,平均的な地方都市である前橋市をモデルとしてエリアの観点(街なか・郊外)と利用者の観点(市民・観光客)で中心商店街の活性化・市民生活の利便性向上・観光客の興味関心の向上を図るために必要となる機能を調査し,検討を行った。これに基づきアプリを試作し,その評価を行った。その結果,即時性の高い交通情報や天気情報といった市民生活に関わる機能が高評価であった反面,観光地のイベント情報や動画紹介が直ちに訪れる動機とならない点や,わかりやすい防災情報の必要性があることがわかった。(著者抄録)