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J-GLOBAL ID:202002220219174077   整理番号:20A2248488

アレルギー性皮膚炎からの早期生活ストレスは,神経炎症プライミングを介して思春期雄マウスにおける抑鬱様行動を引き起こす【JST・京大機械翻訳】

Early life stress from allergic dermatitis causes depressive-like behaviors in adolescent male mice through neuroinflammatory priming
著者 (8件):
資料名:
巻: 90  ページ: 319-331  発行年: 2020年 
JST資料番号: W1766A  ISSN: 0889-1591  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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掻痒と掻痒に関連するアレルギー性皮膚炎(AD)は,生命の初期に主要なストレスの多い状態の一つである。また,ADは神経-免疫相互作用を介して神経精神疾患および発達障害の発生率に影響する。知る限りでは,動物モデルを用いて,後の精神疾患に対する早期小児皮膚炎の効果を評価する報告はない。ここでは,出生後日(PD)2からPD30まで反復したOxにより耳が攻撃された雄のC57BL/6Jマウスの初期寿命におけるオキサゾロン(Ox)誘導ADモデルを開発した。PD30では,Ox処理耳は著しく厚くなり,耳組織におけるTヘルパー2サイトカイン,インターロイキン(IL)-4,およびIL-13の発現増加を伴う表皮過形成を示した。さらに,血清免疫グロブリンEレベルと血清コルチコステロン濃度は対照マウスよりOx処理マウスで高かった。Ox処理PD40マウスは脳における行動異常も炎症促進性サイトカイン発現の増加も示さなかったが,本研究では,それらが基底条件下で扁桃体におけるCD200R1発現のダウンレギュレーションを経験し,また,追加リポ多糖類(LPS)投与が,扁桃体および海馬におけるIba-1陽性ミクログリアの増加を伴うので,神経炎症反応を誘導することを明らかにした。さらに,Ox処理PD40マウスはLPS投与後24時間で抑鬱様挙動を示したが,対照マウスはそうではなかった。興味深いことに,キヌレニン代謝経路の重要な律速酵素であるインドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼとキヌレニン3-モノオキシゲナーゼの発現は,LPS投与4時間後のOx処理マウスの海馬,前頭前野,および扁桃体においてアップレギュレートされた。これらの結果に基づいて,ADからの早期の生命ストレスは思春期の脳における全身炎症に対する感受性を悪化させ,異常なキヌレニン代謝を伴う抑鬱行動をもたらすことを示唆する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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皮膚の基礎医学  ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  ,  消炎薬の基礎研究 

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