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J-GLOBAL ID：202002220299615744   整理番号：20A2614692

二相組織鋼の二点空間相関を用いた組織-特性関係の導出

Establishment of structure-property linkages of dual phase steels by two-point correlation

著者 (4件)： 加藤翔也 (東大 大学院工学系研究科) ,  BRIFFOD Fabien (東大 大学院工学系研究科) ,  白岩隆行 (東大 大学院工学系研究科) ,  榎学 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： 日本材料強度学会誌  (Journal of the Japanese Society for Strength and Fracture of Materials)
巻： 54  号： 3  ページ： 50-53  発行年： 2020年11月20日 
JST資料番号： G0738A  ISSN： 0286-4010  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 硬質相と軟質相から成る二相鋼は,強度(TS)と破断伸び(EL)の比較的良好な組合せを提供する。それらの引張特性は,それらの微細組織パラメータに強く依存する。この関係は,組織-特性(S-P)関係と呼ばれる。多くの研究者は,このS-P関係を予測するためのデータ駆動アプローチに注目している。これらの研究は,S-P関係を確立し,二相鋼の引張特性に影響を与える形態を予測することを目的とした。実験結果に基づき損傷パラメータを使用した結晶塑性有限要素法(CPFEM)によって,合成微細組織の強度×伸び(TS×EL)を計算した。微細組織記述子として二点空間相関および主成分分析(PCA)を用いて,微細組織の特徴とTS×ELとの間の次元削減S-P関係を調べた。確立されたS-P関係から,TS×ELに影響する重要な微細組織の特徴を再構成した。予測結果を実験結果と比較し議論した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *二相鋼 ,  金属組織 ,  相関 ,  機械的強度 ,  伸び ,  予測技法 ,  機械的性質 ,  特性 ,  *微細構造 ,  *引張強さ ,  引張試験 ,  粒度分布 ,  応力歪曲線 ,  特徴抽出 ,  主成分分析 ,  再構成 ,  パラメータ ,  画像分析 ,  *材料試験
準シソーラス用語： データ駆動アプローチ ,  二点空間相関 ,  逆解析 ,  結晶塑性有限要素法 ,  *組織-特性関係 ,  損傷パラメータ

分類 (3件)： 材料試験  (HB02020U) ,  機械的性質  (WB02030U) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (3件)：

• H. Ashrafi, M. Shamanian, R. Emadi and N. Saeidi, Materials Science & Engineering A, 680 (2017), 197-202.
• H. Kim, T. Yamamoto, Y. Sato and J. Inoue, Acta Materialia, 176 (2019), 264-277.
• F. Briffod, T. Shiraiwa and M. Enoki, Material Science & Engineering A, 695 (2017), 165-177.

タイトルに関連する用語 (3件)： 組織 ,  空間相関 ,  導出