抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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化学同位体標識(CIL)液体クロマトグラフィー/質量分析(LC/MS)メタボローム分析において,異なる試料から検出された同じ代謝産物のピーク対は,それらの質量と保持時間(RT)に従って配列される。許容窓の外側に落下する試料ファイルの一つにおけるピーク対のRTシフトは,異なる代謝産物として対のミスアラインメントをもたらす。したがって,いかなる有意なRTシフトの決定と補正は,高品質メタボローム結果の生成を確実にするために重要である。【方法】:CIL LC/MSにおいて,重同位体標識プール試料をすべての軽同位体標識の個々の試料にスパイクする。結果として,同じタイプの標識試料の分析において,多くの一般的代謝産物が全てのLC/MSランにおいて高い強度で検出された。内部RT参照マーカーとしてこれらの代謝産物のいくつかを選択する方法を開発し,LC/MS操作におけるRTシフトの発生をチェックした。有意なシフトが見られると,全LC RTウインドウをカバーするRT値を持つこれらのマーカーの拡張リストを選択し,RTシフトを修正するためにクロマトグラムを再較正する内部RT較正者として役立つ。【結果】RTチェック(RTC)と再較正(RT-calab)を実行するために,Rにおけるソフトウェアプログラムを開発した。このプログラムは,LC/MS実行においてユーザ定義閾値の外側にあるRTシフトの発生を迅速に決定することができ,それにより,問題を修正するためのタイムリーな介入(例えば小さな漏れを固定するか,またはカラムを変える)を引き起こす。ヒト尿試料の278ダンシル化LC/MSの分析において,RT値は30秒以内に補正できることを示した。結論:多くのメタボローム試料の運転中のRTシフトの迅速な検出と補正のために,CIL LC/MSメタボローム分析に適合したRTチェック法とプログラムを開発した。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】