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J-GLOBAL ID：202002220774822772   整理番号：20A1080498

慢性疼痛を有するラットにおけるstrもつの背外側層核内のニューロペプチドYの抑制効果の消失【JST・京大機械翻訳】

Disappearance of the inhibitory effect of neuropeptide Y within the dorsolateral bed nucleus of the stria terminalis in rats with chronic pain

著者 (6件)： Hara Ryuto (Department of Pharmacology, Graduate School of Pharmaceutical Sciences, Hokkaido University, Sapporo 060-0812, Japan) ,  Asaoka Yuta (Department of Pharmacology, Graduate School of Pharmaceutical Sciences, Hokkaido University, Sapporo 060-0812, Japan) ,  Takahashi Daiki (Department of Pharmacology, Graduate School of Pharmaceutical Sciences, Hokkaido University, Sapporo 060-0812, Japan) ,  Nomura Hiroshi (Department of Pharmacology, Graduate School of Pharmaceutical Sciences, Hokkaido University, Sapporo 060-0812, Japan) ,  Amano Taiju (Department of Pharmacology, Graduate School of Pharmaceutical Sciences, Hokkaido University, Sapporo 060-0812, Japan) ,  Minami Masabumi (Department of Pharmacology, Graduate School of Pharmaceutical Sciences, Hokkaido University, Sapporo 060-0812, Japan)
資料名： Neuroscience Letters  (Neuroscience Letters)
巻： 728  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： W0118A  ISSN： 0304-3940  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者らは最近,mesol性ドーパミン作動系が線条体末端の背外側ベッド核内の増強されたcorticoトロピン放出因子(CRF)シグナル伝達により慢性疼痛時に緊張的に抑制され,dlBNST CRFシグナル伝達の阻害によりメソリim性ドーパミン作動系機能が回復することを示した。特に,CRF型1受容体拮抗薬NBI27914の両側内dlBNST注射は,慢性疼痛ラットにおいて,核内側坐核内ドーパミン放出を増加させ,報酬関連行動を誘導した。ここでは,神経ペプチドY(NPY)のdlBNST注射が慢性疼痛ラットにおけるメソリim報酬系機能を回復させるかどうかを調べるために条件付け場所嗜好(CPP)試験を用いた。これはNPYがdlBNSTニューロンにおいてCRFのそれと反対の効果を有することを示した。特に,CRF脱分極II型dlBNSTニューロンは,それらを過分極した。しかしながら,予想外に,dlBNST NPY注射は,CPP試験結果に影響を及ぼさなかった。次に,偽手術対照ラットと慢性疼痛動物のタイプII dlBNSTニューロンの膜電位に対するNPYの効果を比較した。全細胞パッチクランプ電気生理学により,NPY過分極II型dlBNSTニューロンが偽手術群において明らかになった。対照的に,慢性疼痛群ではNPYは過分極しなかったが,むしろ脱分極したII型dlBNSTニューロンであった。これらの結果は,NPYが慢性疼痛を有するラットにおいて,より長い過分極II型dlBNSTニューロンを示さないことを示し,したがって,それはCRFの興奮性効果を逆転させない。これは,慢性疼痛ラットへのNPYのdlBNST注射がCPP試験において報酬効果を示さなかったのに対し,NBI27914のdlBNST注射は,その理由である可能性がある。これは,dlBNSTにおけるNPYシグナリングにおける慢性疼痛誘発神経可塑性変化を示す最初の研究である。このような変化は,慢性疼痛状態下でのmeim性報酬システムの機能不全に関与している可能性がある。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： ニューロン ,  膜電位 ,  興奮 ,  線条体 ,  脱分極 ,  *ラット ,  過分極 ,  側坐核 ,  細胞情報伝達 ,  パッチクランプ法 ,  *ニューロペプチドY ,  神経可塑性
準シソーラス用語： *慢性疼痛 ,  ドーパミン作動性ニューロン ,  電気生理学 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： strの床核 ,  慢性疼痛 ,  感情 ,  中脳辺縁系報酬システム ,  ニューロペプチドY

分類 (1件)： 中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (7件)： 慢性疼痛 ,  ラット ,  STR ,  背 ,  外側層 ,  ニューロペプチドY ,  抑制効果