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J-GLOBAL ID:202002220831319583   整理番号:20A1603713

銅の電解精製とアノード不動態化

Electrorefining of copper and anode passivation
著者 (5件):
資料名:
巻: 136  号:ページ: 14-24(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: U0755A  ISSN: 1884-0450  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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銅の電解精錬過程で,より高い電流密度の適用によりアノード不動態化傾向が増加する。不動態化は電解精錬プロセスの健全な運転を不可にし,カソード上に析出した銅の電流効率と品質を低下させる。したがって,アノード不動態化は工業用電解セルで避けられるべきである。アノード不動態化は硫酸銅の析出に起因し,これはアノード表面近傍で局所的に飽和する。銅アノードがアノード表面にスライムを形成する高濃度の不溶性不純物を含むとき,アノード不動態化の傾向は増加する。電解廃棄物は,しばしばアノード不動態化を誘発する元素と濃縮物からの有害元素を含むので,二次材料(スクラップ)の供給比が増加するとき,電解精錬プロセスの運転が困難になる。金属のリサイクルを促進し,プロセス中のエネルギー消費を低減するため,低品位銅アノードの不動態化防止技術を開発することが重要である。本稿では,アノード不動態化の物理化学的基礎を概説し,実験技術に焦点を当てた以前の研究をレビューした。硫酸銅の沈殿を理解するために行った純Cuアノードのアノード不動態化に関する過去の研究もレビューし,不動態化と電流密度の間の関係を説明した。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (8件):
分類 (1件):
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精錬 
引用文献 (170件):
  • 1) H. Sasaki and T. H. Okabe, submitted.
  • 2) M. E. Schlesinger, M.J. King, K. C. Sole and W. Davenport: Extractive Metallurgy of Copper fifth edition, (Elsevier, Oxford, 2011).
  • 3) 石油天然ガス・金属鉱物資源機構: 銅ビジネスの変遷 -2000 年以降- (2018). [JOGMEC: Dou bijinesu no hensen (2018).]
  • 4) 西山孝: 資源論 メタル・石油埋蔵量の成長と枯渇, ( 丸善出版, 東京, 2016). [Takashi Nishiyama: Shigenron -Metal・sekiyu maizouryou no seichou to kokatsu, (Maruzen Publishing, Tokyo, 2016).]
  • 5) K. Yamaguchi, M. Tanahashi, F. Tsukihashi, Y. Hattori and T. Oishi: Journal of MMIJ, 119 (2003), 683-686.
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