抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
現地を散策しながら観光を楽しむ「まち歩き」の観光形態が注目を集めているが,まち歩きを複数の主要な観光対象巡りに組み込む「まち歩き観光プランニング」の支援は十分でない.本研究では,この支援に有効な,主要な観光対象を周辺散策する上での見どころ情報を旅行者へと提示する方法を構築する.Google Places内の登録データに対して,200mを重点検索範囲とし,かつ“Tourist Attraction”をキーワードとして与えたNearby Searchによって,主要な観光対象における周辺散策の魅力を分析する上で効果的な情報を要約して取得する.取得した情報を元に,見どころの位置情報,名称一覧,および周辺散策度の3種類を提示する.既存の観光プランニング支援ツールであるCT-Plannerに本手法を実装した上で,200mの重点検索範囲の条件で得られた見どころ情報の数と特性を検証した.また,ユーザ実験を通じて,ユーザによるまち歩きに関わる判断の支援への有用性を示した.必ず訪れたい主要な観光対象ではまち歩き込みでの旅行体験の想起の効果がみられ,訪れようか迷っているところでは積極的・消極的の両面で決定後押しの効果がみられた.また,主要な観光対象の滞在を早めに切り上げまち歩きと両立するなどのユーザの考えの傾向も明らかになった.(著者抄録)