抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
PSAテープの接着強度は通常,ピール試験によって評価されるが,PSA層とバッキング基板の厚さによってどのように影響を受けるかはまだ不明である。ひとつの有効なアプローチは,測定したピール力が湾曲したバッキング基板に沿って分布する放出力の結果であるため,変形の開始から伸長したフィブリルの分離までの放出過程でのPSA層に焦点を当てることである。最大放出力は放出過程の初期段階に位置し,その後,完全分離まで鋭い低下とプラトーを伴うことが知られている。ピール試験における放出力の本遷移がプローブタック試験で測定した力曲線と非常に類似していることは興味深い。言い換えれば,ピール試験による放出過程の最大放出力は,プローブタック試験によって直接測定できた。したがって,接着強度の一般化定量的定義に対して,これらの力の間の関係を確立する必要がある。本レビューでは,PSA層とバッキング基板の厚さの考察により,ピール試験とプローブタック試験によって個別に評価された生起放出力と局所最大放出力を紹介した。(翻訳著者抄録)