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J-GLOBAL ID：202002221963343010   整理番号：20A1163132

濃厚単分散シリカスラリーの連続せん断濃縮と不連続せん断濃縮

Continuous shear thickening and discontinuous shear thickening of concentrated monodispersed silica slurry

著者 (3件)： Nakamura Hiroshi (Toyota Central Research and Development Laboratories, Inc., 41-1, Yokomichi, Nagakute, Aichi 480-1192, Japan) ,  Makino Soichiro (Toyota Central Research and Development Laboratories, Inc., 41-1, Yokomichi, Nagakute, Aichi 480-1192, Japan) ,  Ishii Masahiko (Toyota Central Research and Development Laboratories, Inc., 41-1, Yokomichi, Nagakute, Aichi 480-1192, Japan)
資料名： Advanced Powder Technology  (Advanced Powder Technology)
巻： 31  号： 4  ページ： 1659-1664  発行年： 2020年04月 
JST資料番号： W0255A  ISSN： 0921-8831  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 濃縮スラリーは,せん断速度が上昇するにつれて粘度が増加するずり増粘挙動を示すことが知られている。しかし,このせん断濃増粘挙動と粘度の急速な増加(澱粉,砂,および他の濃縮スラリーの膨張挙動など)と,濃縮スラリーによって示された粘度の滑らかな増加の間の差異を同定するために,本研究では,2.5μmのサイズの単分散シリカ粒子を含むポリエチレングリコール懸濁液のレオロジー挙動を調べた。その結果,せん断速度が上昇するにつれて粘度が増加するか,または歪が上昇すると弾性率が増加することが,同じ粒子から成る濃縮スラリーの場合でも,スラリーの濃度を増加させることにより,滑らかで可逆的な挙動(すなわち連続せん断厚化(CST))から急速で不可逆的挙動(すなわち不連続せん断厚化(DST))に変化することが分かった。DSTは,粒子間の衝突によりジャミング遷移が起こる膨張の兆候である。CSTはDSTに連続的に遷移し,CSTのせん断厚さのオンセットせん断応力はDSTのそれとほとんど同じであるので,CST領域におけるせん断厚さは粒子間の衝突による摩擦の結果と見なせる可能性がある。これは,粒子衝突からの摩擦によりせん断厚化が起こるという意味で,Seto,Mari,Poonらによる研究を支持する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ずり粘度 ,  *レオロジー ,  懸濁液 ,  二酸化ケイ素 ,  分散【dispersion】 ,  不連続性 ,  ポリエチレンオキシド ,  レオメータ
準シソーラス用語： *ずり増粘

著者キーワード (5件)： 濃縮スラリー ,  シリカ粒子 ,  粘度 ,  せん断増粘 ,  摩擦

分類 (2件)： コロイドのレオロジー  (BL01012I) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

タイトルに関連する用語 (4件)： 単分散 ,  せん断 ,  濃縮 ,  不連続