抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】急性Bリンパ球白血病のNalm-6細胞におけるmiR-181の発現と過剰発現が細胞増殖とアポトーシスに及ぼす影響を調査する。方法;急性Bリンパ球白血病患者の骨髄単核細胞におけるmiR-181の発現レベルをリアルタイム蛍光定量的PCRによって検出し,miR-181をレンチウイルスのトランスフェクションによって過剰発現させた。【方法】ヒト急性Bリンパ球白血病細胞のNalm-6増殖に及ぼすmiR-181の過剰発現の影響を,CCK-8によって検出し,そして,Nalm-6細胞のアポトーシスに及ぼすmiR-181の効果を,フローサイトメトリーによって検出した。ウェスタンブロット法を用いて,Wnt/β-カテニンシグナル伝達経路における鍵となる蛋白質発現を検出した。結果;リアルタイム蛍光定量的PCRの結果,急性Bリンパ球白血病患者の骨髄単核細胞におけるmiR-181の発現レベルは,正常対照と比較して有意に下方制御された。CCK-8アッセイは,miR-181の過剰発現がヒト急性Bリンパ球白血病細胞Nalm-6の増殖を有意に抑制することを示した。フローサイトメトリー(FCM)は,miR-181の過剰発現がNalm-6細胞のアポトーシスを有意に促進することを示した。Westernblottingの結果、miR-181の過剰発現、Wnt1、β-catenin、cyclinD1とc-myc蛋白の発現はいずれも著しく下がった。結論;急性Bリンパ球白血病患者の骨髄単核細胞中のmiR-181の発現レベルは下方制御され、miR-181の過剰発現はNalm-6細胞の増殖を抑制し、Nalm-6細胞のアポトーシスを促進する。その機序はWnt/β-カテニンシグナル伝達経路の抑制と関係がある可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】